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#19 はじめての委員会と顔合わせ その1

 1限目から6限目までの通常の授業を難なく終え、生徒達は廊下にあるロッカーに不要なものを片付けたりしているため、動きが慌ただしくなり始める。


「なんか緊張するね……」

「いい先輩がいるといいけど……」

「急いで移動しなくちゃね」

「そうだね」


 彼らは先ほどとは異なり、少し緊張したような表情をしていた。

 おそらく、在校生である先輩達は生徒会役員の驚異に犯されながらのため、かなりピリピリしているのではないかと思われる。


 そして、新入生にとって、はじめての専門委員会の時間が始まろうとしている――。



 †



 その頃、修はロッカーが混雑しないうちに速やかに片付けをしたあと、彼は1限目の前に佐藤に誘導されたある場所に向けて急ぎ足で向かっている。


「一応、佐藤先生から生徒会室の場所を教えてもらったから、すぐに行けるはずなんだけど……」


 修はぶつぶつ言いながら、教室棟から別館へ向かう渡り廊下を歩いていた。

 周囲は彼以外は誰も歩いていないせいか、かなり静か。


「他の人には生徒会室(そこ)の場所を教えないでと言われてもなぁ……。他のクラスでまた増えたりすることもあるのにな……」


 修のクラスでは彼だけではあるが、他のクラスで増える可能性がある。

 それなのに対し、生徒会室の場所を知っているのは生徒会関係者と教師しかおらず、一般生徒にはあまり知られてのだ。


「別に他の人も知っておいた方がいいはず……あれ? 少し通りすぎちゃったかな……?」


 修がぼやいている時に1人の女子生徒が彼を見て、不審そうに見ていた。

2017/01/26 本投稿

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