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うさぎ帽子の少年


 私は、唾をのみこんだ。

 「さあ、行くぞ」

 そして、


 金色の扉を開けた。


 ギイイ……


 中は、静かだ。

 そして、白い。


 誰か……いないかなあ……。


 おそるおそる……と、言うよりは、わくわく感の方が強い。


 歩いていくと……、


 しゅっ……、


 「え?」

 何かが、私の前を横切った。

 

 しゅ、しゅっ……


 まただ、

 今度は二度。


 私は、その者達に、声をかけた。


 「私は、怪しい者ではないわ。こっちへ、姿を見せて」

 そう言うと、

 

 「……ほんと?」

 と言う声が聞こえた。


 「ええ、ほんと」

 「……ふうん……」

 

 警戒心の強い者でもなさそうだ。


 そして、


 その者は現れた。



 小さい人間。

 

 かわいい、ウサギの帽子をかぶっている。

 ……ウサギ……じゃないよね。


 小さい、と言ったが、その者は、幼い、子供なのだろう。

 ほっぺたが、丸く、光っている。


 「お姉ちゃん、どうやってここに来たの?」

 「本を、読んでね。この世界の扉を見つけたの」

 「扉、ほかの人は分かんないんでしょ?」

 「……そうよ。……よく、知っているわね」


 「僕、ここにずーっと、住んでるの」

 「ずーっと?」

 子供は、その言葉にうなずいた。

 「うん、他の人らは、途中で入ってきたりするんだけどね」

 「そっか。その人たちは?」

 そう私がしゃべると、子供は、指を指して、

 「向こう」

 「そっか、連れて行ってくれない?」

 「うん」

 子供はそう言うと、

 「僕、ゆうた。って言うの」

 「ゆうた君ね。ほかの人の所に行こっか」

 


 そう言うと、ゆうた君は、私の手を引いた。


 歩いていく、私とゆうた。


 すると、

 なんか、色が……

 出てきた。


 

  


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