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光
いっぱい、とまではいかないものの、そこそこの量の文献が見当たった。
調べていると……、
「かかっている人たちは、決まって、”良い笑顔”をしている」
とか、
「病後の回復力は、想像以上に良い」
「そっかあ……別にいやな夢を見ていない……のかなあ」
しかし、それだけの知識では、
翔真君の
「眠り」から、どうすれば、
「目覚めさせる」事が出来るのか。
それが解らない。
「困ったなあ……」
しかし、ここで諦めるのは私らしくない。
そう、思い、もうひと踏ん張り、をしようと、図書館めぐりをした。
そうして、一週間あたり経った頃だ。
私の家の、壁に……、
「なに?……こんなドア。あったかしら……」
私の目の前に、光った扉が見えている。
家族に聞いた。
「なにいってんの?」
「ドア~?」
「夕理、大丈夫?今日は、早くお休み」
だと言う。
じゃあ、私の見えている、この、
光るドアは、一体なんなのだ。
「ようし……」
私は、意を決して……
扉を……
開けた。




