episode 2 絶望と悲しみと
戦闘の始まりです
俺はとりあえずみんなについていき様子を見ることにした
しばらく走ると
青い服をきた男が歩いてきた
こっちは30人はいる
普通に考えると無謀だ
「俺がすぐに終わらしてやるよ」
金髪が剣を構えて斬りかかった
青い服の男は剣に合わして左手の指を持っていき
剣先を掴んだ
「なっ!?」
「クリエイト相手に一人とは早死にしたいみたいだね」
クリエイトは剣を折ると右手に拳を作り
魔力を拳に瞬時に集めて金髪の腹へと叩き込んだ
金髪は腹に穴が空き絶命した
俺たちは唖然とした
一人の人間が瞬時に殺された
「くそぉぉぉぉ」
三人剣を構えて斬りかかるが
三人は何者かに蹴り飛ばされた
「あなた一人でずるいですよ」
もう一人クリエイトが現れた
圧倒的過ぎる
俺は何もしていないのに半ば諦めかけてきた
「紋章の力を使う」
他の人が特殊能力の紋章を使うなか
俺は使えない
俺は異例らしく覚醒する条件が不明なのだ
紋章の力によりパワーが上がった者から次々に斬りかかっていったが
誰一人と傷をつけられない
「バスターだめじゃないか
選んだ意味ないよ」
クリエイトがこっちに走ってきた
俺は銃構えて発砲した
みえないバリアーがクリエイトから銃弾を遮っているようだ
横にいたやつも銃で一斉に発砲している
「甘いですね」
クリエイトは魔力で刃を作り一掃した
バスターは次々に斬られて
血が飛び散っている
俺にも帰り血が飛んできている
俺は冷静に銃に魔力を込めて
クリエイトが高笑いをして隙を見せている間に0距離で銃を発砲した
爆発が起こり煙があたりを包んだ
俺は咳き込みながらも煙から脱出して距離を取った
「よくも……………………
よくも……………………
よくも私の肌に火傷を負わしたなぁぁ!!」
クリエイトは怒り叫び
俺に向かって走ってきた
銃から剣に持ちかえ構えた時には目の前に来ていた
「死ね」
魔力の剣で斬ってきたので
俺は慌てて剣に魔力を纏わして防いだが
すぐに剣にヒビが入ったの確認したので剣を離して距離を取った
しかしクリエイトはすでに移動しており
俺は魔力のバリアーを張るが蹴りで割られて
そのまま腹に蹴りを入れられた
力強く蹴り飛ばされて
島の外まで飛ばされて落下した
俺は落ちていく中必死に思考錯誤した結果
バリアーをなるべく厚くし衝撃を和らげるため集中することにした
しばらくして山の祠に突っ込んだ
バリアーを張ったがかなりのダメージを負ってしまった
クリエイトは追いかけてきており祠に入ってきた
「楽に死ねると思うなよ」
クリエイトはかなり早いスピードでまた腹に蹴りをいれてきたので反応が追いつかず瓦礫へと蹴り飛ばされた
あばらなどの骨のかなりの数が折られたようだ
瓦礫の中右手に何か物が当たっている
掴んで見てみると黒い刀だった
試しに抜こうとしたが何故か抜けない
「終わりにしましょう」
クリエイトは魔力の剣を作り斬りかかってきた
俺は覚悟して黒い刀で受け止めようとした
その時頭の中をよぎった
[俺は生きる!!]
その瞬間に俺の右目は赤い光を放ち
クリエイトを衝撃でふっとばした
「何ですか一体!?」
俺の体が治っていく
これが覚醒なのか
俺は刀をもう一度抜こうとした
すると刀は抜けるようになり
刀を抜くと魔力が増幅した
赤いオーラが俺を纏っている
どうやらこの刀は俺の魔力に反応しているようだ
紅のような紅色がギザギザに入っている
これならいける
俺は確信して立ち上がり鞘を左に持って
刀を右手で構えた
クリエイトは怒りを覚え
魔力を集結した球体を放ってきた
俺は球体の正面にたち
刀を振った
剣先から衝撃波が出て球体は真っ二つに割れて消えて無くなった
「私はクリエイトだ
こんなバカなことはない」
かなり焦っているのか
魔力の剣を作って走ってきた
さっきと違い凄く遅く見える
俺は回り込んで鞘で腹を殴った
クリエイトは壁に吹っ飛び倒れた
「私はクリエイトだ
私はクリエイトだ…………」
「悪いな俺はバスター
そうお前らに選ばれた破壊者だ!!」
そう叫びクリエイトを切り裂いた
血が飛び散りクリエイトは粒子状になり消え去った
俺は刀の血を払い鞘に納めたと同時に魔力が収まった
「この世界で俺はどう生きていけばいいんだ」
俺は今までの何気ない日常を思いだし涙を浮かべた
そして俺の破壊者としての運命が始まった
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