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豚の貯金箱  作者: ちゃちゃんこ
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金の豚の貯金箱

あなたは過去に後悔した事はありますか?

あなたは未来が不安ですか?

あなたはあの人ともう一度結ばれたいですか?

あなたは未来に行きたいですか?


どんな願いも叶えられるとしたらあなたは何を願いますか?

豚の貯金箱


「あー何もしたくない!仕事も家事もなーんにもだ!」

僕の名前はこてちだ、引きこもりのニートであるんだなあ。

ある日、久々に家を出て散策に出かけた。

お小遣い500円を握り締め、帰りにコンビニでジュースとアイスを買うと決めた。

…トコトコ。

「空き地があるなあ、なんか光ってる。」

気になって小さな光に近づいたら金色の豚の貯金箱を見つけた。

貯金箱やでぇ、この中に幾らかお金が入ってるかもしれぬと内心喜んだ。

そそくさ家に持ち帰り、玄関で親に見られないようにそーっと部屋に持ち込んだ。

「さーて何が入ってるかなー?」

とりあえず中身が入ってないか振ってみる。

…ブンブン

「何もはいってないのかなあ」

音がしないのである。

その貯金箱には大きなフタがお腹に付いており取ってみて中を覗いてみる。

「何も無いや、あーあそうだよな寧ろ何かある方がおかしいや」

そう思ったこてちは豚の貯金箱をベッドへ投げ捨てる。

すると、中からお札の様なものが出てきた。

「なにこれ…い、あ、1万円!?」

中から1万円札があれよあれよと出てきた。

止まらず出てくるものだから慌ててフタを締めた。

放心状態になったこてちはびっくりした顔でほっぺたをつねった。

「夢じゃない…いくらくらいあるんだ」

1、2、3…

もうわかんないけどざっと30万位あるんじゃない?と心で語った。

「よし!これでスロットゆくぞ」

ウキウキになったこてちはスロット屋さんに向かった。

台に座り1万円を入れようとしたら隣に友達が座っていた。

「あれ、こてちじゃん。お前スロットやんの?てか金あんの?」

「うん、お金ならバイトでちょっとは貯めたからさ。」

とりあえずそれっぽい嘘を付いてスロットをしながら友達と話していた。

その友達の名前はたくちんの愛称で知られている元暴走族総長の怖い人なのだ。

だが、最近は丸くなってレアチーズのように優しく甘いのでこてちはしっぽを振って仲良くしてる大事な仲間なのである。

数時間後。

「もう5万つっこんじゃった。」

こてちは人生でこんなにお金を使った事がない。

「お前にしては珍しいな、いつもは金ねー金ねーって言ってんのに。」

「あ、まあね。貯めてるからね。」

また嘘をついた。

「お前貯めてるのに人に奢らせようとしてたのかあ」

いや、違うのだ。わかってくれ。確かにあの時は奢って欲しいと言ったがほんとにお金がなくて…とも言えず。

「ごめん、今度なんか奢るから許して!」

と言ってそそくさ店を出た。

「さーて何しようかなー。」

だが特に欲しいものなど無く、とりあえず家に帰る事にした。

「いやあ、なんか夢見たいですわ」

しみじみ思うこてちであった。

ふと時になった事があった、この貯金箱ってお金しか出てこないのかなあ。

「飴玉を出すのじゃ!」

コロンコロン…ぽん。

「出てきた…舐めてみよ」

ぺろぺろもぐもぐ…

「うんパイナップルだ、おいしいなあ。なんだか素敵な1日だったなあ。」

しかしこてちはある事に気づく…これがもし何でも願いを聞いてくれる貯金箱だとしたら?


ニヤリとほくそ笑んだこてち。












特に書くことはないかなあーって思ったけど、やっぱりここまで読んでくれる人っているのかな。

どうせ埋もれるなら好きな事書きたいね

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