表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エアストヴェルト  作者: 工藤準
第五章 エルフの里
48/48

妖精王アルフレド

優一はホルメラの後を付いて、世界樹に近づくと空間が歪み辺りの景色が変わる。

そこは真っ白の世界で先ほどあった花や草木は無く地平線までとにかく真っ白だった。

その何もない空間に一つの椅子と机。

椅子には誰かが座って本を黙読していた。

「アルフレド様、以前お話した優一様とアイリス様をお連れしました。

アルフレドは本をたたみ、机に置くと椅子から立ち上がる。

長い金髪に宝石が付いたアクセサリーを腕や頭に付けており、背中には4本の翼が生えていた。大空のスカイブルーの色と同じ大きな羽。耳はエルフと同じく長い。

「よくぞ、おいでくださいました。貴方方が来られるのを5000年もお待ちしておりました」

何を言っているのだろうかと三人は疑問に思う。

ホルメラが二人の話をしたのは少なくても3ヶ月間の間。

だが、アルフレドはまるで二人がここに来るのが前から分かってたみたいな言い方をしたからである。

5000年?どういうことだ?

優一は疑問に思うがアルフレドはお構いなしに話を始める。

「貴方がここに来たと言う事は分かたれた世界が再び一つに戻ったのが原因の一つ。もう一つは最高女神コティファナの半身が危機に陥っているからです」

「最高女神コティファナ?」

「はい。コティファナ様の半身が(あや)められた時、この世界の封印が解け、世界は滅びに繋がります」

「ちょっと待ってくれ!話が追い付かない…俺達がこの世界に来たのは戦争を止め、魔王を倒す為に召喚されたんだけど…」

「それは一人の少女、そして母の願い。本質はそうではありません。  これは仕組まれた運命。  最高女神の旦那様、最高神ユウ様が定めたことです」

定められた運命…

「ですが、一つ誤算が発生しました。この世界とは別の世界に暮らしていたコティファナ様のもう一つの半身がこの世界に戻ってきてしまいました」

優一はアイリスの顔を見ると暗い顔をしていた。

「それは転生者の中にいるって事ですか?」

アイリスは焦りと共にアルフレドに問う。

それもそのはず。

人魚の国に伝わる神話の物語に登場する名前を読むのではなく初めて耳にしたからだ。

「いえ…二つの半身は貴方が二人の近くにいます」

優一は目を大きく見開き驚く。

「…それって…まさか!?」

「そう。真藤琴音様とティファリア様です  二人は元々一つの魂を切り分けて、それぞれ世界に別れました。切り分けた陽の魂をエアストヴェルト。もう一つ陰の魂を貴方様がいた世界地球と言う星がある世界です」

「二人が元は一つの魂だと!?  それにどうしてそんな事をする必要があったんだ!」

「私にも分かりません。私はその場で見ていただけで、何故その様な行いをされたのかは…あの方の考えは分かりかねます」

「謎が多すぎる」

「では、私から一つ昔話をしましょう。そちらのアイリス様はどうやら知っておられるようですが…」



はるか はるか 古の物語。

これはまだ二つの世界に分かたれる前 神々をも巻き込む戦いの話。

大地に暮らす民は平和に暮らし 天空に暮らす民は世界の調和を保つ役割をしていた。

だが、ある日から大地に暮らす民は破壊・殺戮・戦争を始めた。

天空に暮らす民はその醜い争いを治める為に大地へと降りました。

大地の民は天空から来た民の助言を聞いて争いは治まったのです。

だが 時は経つにつれて 大地の民は天空の民の力 そして容姿の良さに妬みを懐き始めた。

ある者は口説き騙し ある者は誘い出し襲い

それを見ていた原初の女神アルテミアは怒り 大地の民に終焉をもたらそうとした

だが それを止めたのがもう一人原初の神アルス

神アルスは妻である女神アルテミアを説得し終焉は避けられた

その後 アルスは民の闇の心を壺に封印した 

のちに神はその壺にパンドラの壺と名付けた

そして大地と天空には平和が戻ったのです

数千年の時が経ち大地と天空の民は交流が盛んになり 天空の民は大地へと移住しました

神々はそれを見て感動し二つの力を民に与えました。

身体能力を上げる気の力 あらゆる物質を生み出す事が出来る魔力

だが それは神々の過ちであった

力を得た民は また争いを始める。

そんな時 神の一人が仲介に入り争いを止めようとしました

争いを止めようと下界に降りた神は民に声を掛けていると 

突如天界から黒い塊が落ちてきた

おぞましい闇の塊は大地の民の中へと入って行った

民たちは荒れ狂い戦い 殺戮と破壊は活発になった

その時 下界に降りていた神を民が殺めてしまう

その神はアルテミアとアルスの一人娘だったのです

女神アルテミアは怒りと憎しみで我を失い大地に攻撃をした

神アルスは アルテミアの暴走を止めるため 大地に封印した

大地は終焉を避ける事ができたが 争いは止まらなかった

女神アルテミアの暴走を止めるため力を貸した神々と神アルスは大地の争いを止める力は残っておらず 神々はある手段を取りました

それは 神が存在しない世界から魂を呼び寄せ この地に転生をさせること

神々は転生者に力を与え 下界の争いを止めるため転生者を送りました

神アルスは それを監視する役を 一人娘の魂を使って新たな神を作りました

その 神の名は 女神コティファナ

女神コティファナは生まれたばかりだが役目を覚えていた

下界に降りた女神コティファナは転生者達の動向 世界の監視を始めた

だが 転生者は神から授かった力を私利私欲の為に使い世界の争いには無関心でした

女神コティファナは それを解決する為にある秘術を使ったのです

それは《転移魔法》

女神コティファナは転移魔法を使い 一人の青年を呼び出す事に成功しました

そして女神コティファナと青年は旅をして力を付けながら戦争を止める旅に出ました

激しかった戦争は二人の力によって止められ世界に平和が訪れたのです

世界を救った女神コティファナと青年は 神アルスから最高神の称号が送られた

その最高神の名は最高女神コティファナ そして最高神ユウ

二人は下界で契り 授かった四人の子供と共に神界暮らす事になった。

平和だった世界だが ある日 アルテミアの封印が弱まってきた事にアルスは気づいた

最高女神コティファナは 封印を強める為 世界を二つに切り分けました

そして出来たのが 気の力を使うエアストヴェルト 魔法の力を使うオールワールド

最高神コティファナは子供たちの力を借りてオールワールドの大地に封印された 女神アルテミアの封印を強化するため 我が子と共に封印を修復しました

そして女神コティファナは封印の鍵と誰も手が届かない世界に送るため 己の魂を二つに分けたのです

残ったもう一つの魂はオールワールドで封印が弱まらない為監視役下界に降りた

下界に降り立つ前に最高神ユウはコティファナに自分の力が宿った水晶球を渡す

そして最高神ユウも魂を二つに分け 一つは鍵を持ったコティファナの魂に付いて行き もう一つは 最悪の事態に備えて神界力を蓄える為 永い眠りに付いたのです



「これが昔起きた出来事です。そして各世界樹には ユウ様と共に旅をした仲間が一人ずつ守護者として付いてます」

優一は初めて訪れた東の世界樹を思い出す。

「だけど、東の世界樹に行ったときは誰もいなかったけど…」

「彼は人前に顔を出すのがあまり好きでは無いので別の場所から観察されているのでしょう」

持ち場から離れて守護って大丈夫か?

でも、最高神の仲間なら少し離れていても問題ないのだろう。


本日も読んで頂きありがとうございます!

捜索してる時は人生楽しいって感じるけどやってない時は心が沈みます

趣味は大事ですね!

まだまだ続きますので引き続きよろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ