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エアストヴェルト  作者: 工藤準
第三章 エアストヴェルト
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戻らない日

琴音はティファリアを連れて目的地へと付いていた。

(ここが、ミティシアさんが言ってた場所だと思うけど入り口はどこにあるの)

琴音は手あたり次第に壁を触っていると、突然壁が光り出す。

壁は徐々に消えていき奥へと続く道が開きだす。

(凄い・・・)

琴音は関心をしていたが、すぐにティファリアを抱えて奥へと進む。

すると、奥には多種な果物が実ったや畑などがあり、そして庭付きの大きな屋敷が立っていた。

琴音は屋敷の前に着くとティファリアが目を覚ます。

「こ、ここは・・・」

「・・・起きたみたいね」

ティファリアは辺りを見渡すと隠れ家に付いていることを理解する。そして気を失う前の事を思い出す。

「お母さん!お母さんは!!それに優一さんも!!どこなの!?」

琴音は暗い表情をして俯く。

ティファリアは琴音の背から降りると、もたついた足で出口へ向かう。

「ティファリアちゃん安静にしないと!」

琴音がティファリアを止めようとすると、突然上空が光り出す。光から魔法陣が出現したかと思うと優一が空から落ちてくる。

「「!?」」

二人は重症の優一に駆け寄り、急いで屋敷へと運ぶ。

ティファリアと琴音の看病により一命を取り止めた。


一週間後・・・・


「琴音さん少し休んでください・・・私が優一さん見ときます・・・」

琴音とティファリアは食事も真面に取らずに看病して痩せており、泣き疲れた顔に、目にはクマが出来ていた。

「分かった・・・少し休ませてもらうね」

琴音がベッドから離れようとした時、優一は目を覚ます。

(こ、ここは)

まだ意識がはっきりしてない優一は、琴音とティファリアが何か言っているか聞き取れず、ただ二人が泣きながら抱き着いている事だけは理解出来た。

暫くすると意識を完全に戻った優一は泣き止んだ二人に何が合ったかを話す。

ティファリアは再び目から涙が零れ落ち、声を抑えようと口に手を当てる。

「ごめん・・・守れなかった・・・ごめん!力になれなかった・・・ごめん」

ティファリアは涙を零しながら別の部屋へと走っていく。

優一もベッドから立ち上がり部屋から出ようとすると琴音が止める。

「まだ完全に治って無いから無理しちゃ駄目だよ!」

「ごめん・・・暫く一人にしてくれないか」

優一は部屋から出て行くと琴音も我慢が出来なくなりその場へ泣き崩れる。

優一は外に出ると二人の泣き声が外まで聞こえており、別荘が見えなくなるまで真っ直ぐ歩いていく。途中、足がもつれてその場に倒れた優一は何度も、何度も地面を殴りつける。

(くそ、くそ、くそくそくそくそくそくそくそーーーーーーーーーーーーーーーーーーー)

「ああああぁあぁぁっぁああああぁあああああああーーーーーーーーーーーーーーーーー」

「何が守るだ。何が任せろだ!何も守れてないじゃない・・・か」

優一は自分を罵倒して、何度も地面を殴り続ける。拳からは血が垂れ落ちるが怒りと悲しみで痛みが感じず何度も地面を殴り続けた。

三人の悲しみの声は一日中続いた。泣き疲れて寝落ちるまで・・・・

▼▼▼


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