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エアストヴェルト  作者: 工藤準
第二章 初めての街
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転生者との死闘

四人はガレスから教えて貰った道を進むと塀に辿り着く。

「出口がどこにもない!」

「大丈夫だ!」

そう言うとミティシアはティファリアを抱えて優一は琴音を抱えて空へと浮かび上がる。

空を飛んで塀を超えて街から離れていく。

「何とか逃げ切れましたね。兄さん」

「ああ」

「このまま東に向けていきます。そしたらエアストヴェルトに着きますので、追ってもそこまで来ないはず」

「分かった」

四人はひたすら真っすぐエアストヴェルトに向けて飛んでいく。

「ミティシアさん、そう言えば何故あの街は戦争の被害を受けていなかったの?」

「エアストヴェルトの人達は自分から攻めようとはしないの。こちらの世界からあちらに攻め込んできた人達を待ち伏せして戦うのがエアストヴェルトのやり方で決してオールワールドに攻め込もうとはしないのです」

(エアストヴェルトの人達は基本温厚ってことかな?)

「なるほど。あちらの世界の人達に説明して受け入れてもらうって事か」

「はい。それにあちらの世界にはどの国にも管理されていない土地が合ってそこに私と妹が暮らしていた家があるのでそこまでいけば・・・」

二人が話しながら空を飛んでいると前の方に巨大な像が佇んでいた。

おそらく体調は30mぐらいだろう。

「アレは何だ!?」

像は動き出し拳を上げて四人に振り下ろしてきた。

(クソ!避けれない)

四人は巨大な像の拳に当たり地面に叩きつけられる。

すると再び像は四人に拳を振り下ろしてくる。

ミティシアは呪文で身体能力を上げ、琴音と優一とティファリアも気を最大まで高める。

「「「はぁあああああああああああ」」」

「アビリティー伍」

四人は拳を受け止め押し潰されないように耐える。

「このままじゃ押し潰される!」

するとミティシアは更に力を呪文で上げる。

「アビリティー七」

するとミティシアは宙に浮き拳を一人で押し返す。

巨大な像は拳を押し返された反動で後ろへと倒れる。

三人は息が乱れて荒くなっていたがミティシアは平然としていた。

(やっぱりミティシアは凄いな)

すると巨大な像、ゴーレムから声が響いてきた。

「お前たちは何故逃げるんだ。なぜこの世界の為に戦わない」

いきなりの問いに優一は何も考えずに頭に浮かんだ事を咄嗟に言う。

「何がこの世界の為だ。人にいきなり攻撃しておいてよく言えたな。お前は一体何者なんだ!」

「俺は神様に力を頂きこの世界に転生した佐藤家康だ。お前も俺と同じ世界にいた日本人だな」

「日本人と言うのは何ですか?」

「私達のいた世界の人の人種のことよ」

「お前も神様に転生して頂いたのならこの世界の為に力を貸せ」

「あいにくだが俺は神に転生して貰ってないのでな。それにお前こそこの世界の事を分かっているのか」

「ああ、分かってるさ。神様はこう仰せられた。あちらのエアストヴェルトと繋がった世界から送り込まれてくる怪物からこの世界を救ってほしいと。気魔クラフトの力を持つ者を良き道へと導きこの世界を救えと」

優一はミティシアやティファリアと聞かされた話とは違う事に疑問に思う。

「お前、何言ってんだ。オールワールドの人々がエアストヴェルトを攻めているのだろうが」

「どうやら話しても無駄なようだな。こうなったら力づくでもそこの二人を連れて帰る」

こちらの言葉には聞く耳も持たずにゴーレムは足を上げると四人を踏み潰そうとする。四人はゴーレムの足を交わす。

(短気な野郎だ)

「こうなったらコイツを倒すしかない」

「三人とも少し時間を稼いでください」

ミティシアはそう言うと空間から剣を取り出しゴーレムから距離を取る。

「分かりました」

「琴音・ティファリア、アイツにグラビドを掛けろ。それで動きを止めるんだ。

「「『グラビド』」」

二人は魔力を最大まで込めて呪文を唱えるがゴーレムには聞いておらず拳を振り下ろす。

優一は二人を抱えてゴーレムの拳を交わす。拳は地面にめり込み地響きと共に大地が揺れる。

「私達のグラビドが効いてない」

「無駄だ。このゴーレムには魔法は効かない」

「優一さんどうしたら」

「二人共魔法を使わず気だけを使って戦うんだ」

「「はい」」

二人は魔力を使うのを止めて最大まで高める。

「行くぞ!」

優一は先頭に出てゴーレムに距離を詰める。

ゴーレムは拳を振り下ろすが優一は脚の下に入り拳を交わしゴーレムの左足力一杯込めて蹴るとゴーレムはバランスを崩して両手を地に付ける。

琴音とティファリアは地に近づいたゴーレムの顎に目掛けて殴る。

するとゴーレムの顔は跳ね上がり一瞬宙に浮いて尻から地面に落ちる。

三人は高く飛び上がりゴーレムの頭に踵落としをお見舞いしてゴーレムの頭は地面にめり込む。

「どうだ?少しは効いただろ?」


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