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フォンタジーな世界をさまよう女性

「いったいどうしたって言うの 早くここから出してよ」 「そうはいかんな やっと手に入れた貴重な

実験材料じゃからな」 「実験材料?」 「そう早く言えばモルモット お嬢さん あんたはわしのモルモットになったんじゃよ」 「冗談は止めて 早く出さないと大声出すわよ」 「出すがいいさ 叫ぶがいいさ 誰も

来やしない。ここは地下室で防音もしてある、妻が帰って来るのは夜だ。婆や早くさっき使いに出した。

1時間は帰って来ない。アハハ、、、やっと果たせる わしの夢がワハハハ、、、」何が可笑しいのか狂った

ように馬鹿笑いする老人「わしはな お嬢さん この研究に一生をかけた。40年だ 40年かけてやり通してきたのだ。大学を出てからずっとこの研究に没頭した。世間の奴らは変人扱いしたがな。わしはそんな事気にもかけなかった。何しろこれが完成したら日本中 いや 世界中があっと驚く いや それでは言い足りない。世界中の科学者がわしの前に平伏すだろう。何しろ形ある物体を瞬時の内に他に移動させる事が

出来るのだからな。それがどんなに離れていてもだ。分かるか 大阪と東京に離れていてもわずか30秒ほど

で行き帰りが出来る。乗り物はもはや必要では無い。電車も飛行機もロケットさえいらない。月にだって火星にだってこの機械を置いておけばあっという間に行けるんだ、どうだ凄いだろう」 「お爺さん 気が違ってる」 「気狂いか それも良かろう お前さんも他の奴らと同様 何もわかって無いのさ。だがなこれは嘘ではないのだ わしと息子が、そうさ北海道にいる息子だ。息子も10年前から研究に加わっておる。二人で

何回も実験を繰り返し成功しているからこそ言えるのだ。   明日へ続く

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