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空白の場所(仮題)  作者: 槐色
第一章
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プロローグ

2XXX年、この「アリソフィア」は動力源が魔力という世界に起きたひとつのお話。


1人の、そう1人の少年に焦点を当てた魔力、魔法、魔物がありふれたものとして認識されている、この世界で起きたひとつのお話。






今ここに新しい命が誕生しようとしている


ここは世界三大貴族の内の一つである『ライト』家


そして生まれたのは家を継ぐ長男だ


父は子が誕生する1時間前から扉の前を行ったり来たりしておりそわそわしていた。


それも終わり今ここに新たな命が誕生した。


「おぉ!生まれたか!」


父がお産室に入るなり言った。


「はい…。」


「では早速魔力の計測を……」


「それよりもまずは赤ちゃんの顔を見てくださいませ。」


侍女が言う。


「あぁ、そうだな。どれどれ私の妻に似るいい顔をしてるじゃないか!」


と言い、父は魔力を計る魔力石を男の子に当てた


「おぉ!魔力が0だ!これは期待だな!」


何故0が期待なのかというとこの世界には魔力は二種類あり、潜在魔力と覚醒魔力だ。


生まれた時から持っているのは潜在魔力だがこれが生半可にあるよりは0であると成長してからの覚醒魔力が大量に出る場合が多い。


つまり、潜在魔力が多いより0の方が強い場合が多いのである。


しかし、覚醒魔力が出るのは5歳までで、それ以降は覚醒したとしても少量の魔力だ。





そしてその後一年経ち、家にはまた新しい命が誕生した。




「おぉ!女の子か!」


この 家では第一子が家を継ぐことになっており、男子でも女子でも関係ないのだから、長男がいなければ、この子が家を継ぐことになる。


「ほら!ロア!妹ですよ!」


どうやらあの男の子はと名付けられたようだ。母に妹を見せられて、嬉しそうにしていた。


「この子は不思議な瞳の色をしているな……ピンクというか……紫というか……うん!この子の名はロザリィだ!」


父が女の子を名付ける。


「良い名です」


「そうだろう!」


という父と母はとても笑顔で、どこにでもいる幸せな家庭と同じようだった。




まだ、この時までは…。







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