表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/34

07 小話 トーマ目線

トイレの話です。苦手な方はご留意ください。

 ーーートーマ目線ーーー



 朝です。起こされました。

夜閉められていたカーテンが全開になっています。まぶしいです。

お手伝いさんのマリアさんに起こされて、ベットから長椅子に移動する様に言われました。

長椅子に座ったら湯気のたった紅茶が出てきました。

小指を立ててカップを持ちます。

ジェントル~~~!!!

って遊んどう場合じゃない!

やばい!朝と言えばあれ!逃れられないあれですよ!

THE!トイレ!

行きたくない!トイレ!

恐怖ですよ?!恐怖!

近い!以外に近い!近すぎる!魔物と俺のケツまでの距離が!!!

えっ?何?皆平気なの?

あの距離感!いや、近いよ?かなり近いよね?!

む~~~り~~~!!!

がんばれ!俺の膀胱!

耐えろ!

耐えるんだ!





「・・・よし、トイレ行ってくる。」

「...ん?うん」

「トイレ行ってくるけん。」

「・・・わかった」

「トイレ行ってくる!」

「はぁ?わかったって言いようやん。行ってきたら良いやん。」

「やけん、行ってくるって、トイレ!」

「さっさっと行きいよ。何なん?行けば良いやん」

「行きます!はい!」

「・・・えっ?」

「いや、だって、何か申し訳ないやん?生き物の上でするとかさ、ね?」

「はっ?」

「何か、ほら、思ったより穴も浅いしさ。」

「・・・・・・」

「近いやん?近いよね?何か近くない?」

「・・・・・・・・何が?」

「・・・・・スライムと俺の距離???」

「いや、いや、いや・・・トーマ???えっ?トーマさん?

マリアさんに教えてもらったやん?

スライムっていってもアメーバっぽい単細胞生物みたいな生き物で、思考がない分這い上がってくる事もないし。大体、穴は途中で横穴になっとうけん、直接アメーバの上でするわけじゃないし。

近いって言っても、和式みたいなトイレで、洋式トイレみたいに座るわけじゃないけん大丈夫やろ?トイレと自分の間はくっついてないし。

・・・・・早く行きいよ、トイレ。」













評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ