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とにかく無残な死
俺の名前は神夜 翠鏡。
絶賛青春中の高校生だ。
成績は常に一位、容姿端麗、運動神経は抜群、女子に、男子に、DQNに、オタクに人気だ。
ほら、今日も登校中の俺を見て人が群がってきやがる。
そんな中集まってくるのは人だけじゃなかった。
トラックだ。トラックが来てやがる。
俺は回避しようとしたが群がる人で動けない。
100人まとめてトラックに轢かれ、血飛沫をあたり周辺にぶち撒けながら皆死んでいった。
そんな中俺は肉の壁に守られ生きていた。
なんて幸運なんだ俺は。
俺は運も良かったのか。
ん?何か焦げ臭い。
何だこの臭いは。
トラックはよく見るとタンクローリーだった。
しまった。まずい。
すぐにタンクローリーは爆発した。
ジリジリと火が近づいてくる。
熱い。助けてくれ。
肉の壁に火がつき、俺は全身を焼かれ、破片が体に刺さり、腹は突き抜け、腕は落ちながら悲惨な状態で死んだ。