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幸せって、なんだ?  作者: 天野☆星☆
2/5

俺一人に

そろそろわかりますよね?あと『俺氏、ついに俺じゃなくなる』『最弱で最強とか言ってっけど普通に強い話。(←?《覚えていない》)』『もはやよくわからない世界』もどうか読んでみてください。

1・そんな無茶難題を、俺1人に押し付けるんじゃない!

 回想スタート。

 自分の名前って、どうやって知ると思う?

 単純だ。親が自分を呼んで、それが自分だ、と思うらしい。さすが、赤さん。

 しかしながら、俺は違った。

 俺の名前、大体はやーしゃんやら、やっしーやらいうが、俺は呼ばれる度、違う!と思っていた。

 回想終了。

「……うげぇ」

「あら、異空間転送はお気に召さなかったですか?」

「あんなもん人間が体験するもんじゃねぇ……」

 俺が何をされたかって言うと、突然手を握られ「えっ、えっ」と勝手なっているうちに周りの風景がぐにゃってなったかと思うと、そこから先はあれだ。えっと、そうだな。

 安全バーが外れたスペースマウンテン改(∞時間)とでも思えばいいです。嘘です、盛りました。実際は6~20分ぐらいでした。ざっくり。

 さて、なんかトイレ的な所に来た俺氏だが、混乱したい事があるんだ。

 まず、何で天井が見えねぇんだ?

 窓もないから、太陽でも浮かんでんのかなーと思っても、ただただ白色なんで、深く考えるのはやめだ。

 それと、会議じゃねぇの?ここじゃ会議どころかこの見た目20代のおねぇさんと二人っきりになっちゃうよ。

「さぁ、始まりますよ」

「ちょっと、質問があるんだ。何で誰もいねぇんだよ」

「あなた以外の神は別空間で見ていますよ。ここに来るのはめんどくさいので」

 実際にそういうもんなのか、すぐに声が聞こえてきた。

『地球ヤバいねー』

「意味がわからん!!」

 そして顔も分からん。声だけが聞こえる。

『何がヤバいって、君以外全然連絡とれないのがヤバいねー』

「え?俺地球代表?ってか会議じゃねぇの?」

『それがねぇー、全然集まんないからもう君に探してもらうことにしたんだよ』

「ええ!?俺がやるの!?」

『うぽつです!』

 えー、やだなー。あとその意味分からんの俺だけ?

『それが、君に届いた指令』

「指令?」

 何そのスパイ的単語。かっけぇ。

『地球の神が全員日本にいるのは分かったんだよ。あとは知らん」

「いや、そこまで分かったんなら最後までやれよ」

『日本なめんなよ?グー○ルアー○で横断してみろ、一月無駄にするから』

「やったことあんのかよどんだけ暇人だ‼‼」

 あれ?俺、こいつらと同類?

「って言うか俺、高校あんだけど」

 なんとビックリ、今は高二の春休みである。うちの春休みはだんだん4月に近づいて行って、いつの間にか一学年終わった時に休むことになってしまった。つまりはもうすぐ新学期。

『その辺は別に気にしないっすよ、先輩。学校に通いつつ、でいいんで」

 なぜ急に敬語になったのか聞きたいところだが、聞いたらいやなことが起こりそうなので聞かない。それよりも。

「日本のどこに住んでるか分からないんだろ?」

『…………じゃ、そういうことだからー‼」

「はぁ!?ふざけんなよテメェ‼ちょまっ……、おいっっ‼‼」

 そこでもう繋がってませんよ、と言うばかりにツーッ、ツーッという音がする。

 コメカミ、ぴきっ‼

「ではそうゆう事なので」

「ちょ、ちょっとまって!」

 俺のその言葉で振り返る女性。

「お前、俺にいうことあんじゃねぇの!?」

 おお、とばかりに目を見開く。そうだよ、無理やりここに連れて来てごめ―――

「わたしはバステト、猫の神だ」

 そういうと俺の手を握ってって、え?え?

―グニャァン

「お、お、お、お、おjがにvdyひvjdがべうfdh‼‼‼‼」

 本日二回目のご搭乗、ありがとうございます。


 さて。気づいたらあの路地裏なんだが。これは夢として扱っても……?いいとも!

 ガサッ。

「ん?」

 ポケットになんかの紙が。開いて見る。なになに??

―チャント指令コナセヨ‼神ハダイタイ10人グライイルト思ウ!

 夢として扱わせてくれよ。いっつ黒歴史。


 夢は夢では終わらない、とは誰の言葉であったか。まったく、その通りである。

 さて、今日から新学期が始まるわけだが、いつかぼかした話を今(登校してる間に)しよう。

 誰かに幸福与えれば、俺が不幸になる話だ。何の話だ、とは言わせない。

 これは、どういうことかというとですね、つまりは自分の運が使われるって事ですね。しかも、それだけでは説明できないことがあるんですよ。それは何か、というと、運の使い方っていうのは『やれ何とかの一等が欲しいー』とかの最上級の奴から、『やれお釣りを777円にしてくれー』とかの最低限の奴まで、分からないんですよ。

 つまり、いつ使われるか分からん。いや、実際は分かってんだけどね?それは、『今自分が一番欲しい現実的な事(←ここ重要な)』を叶えるってことなんです、はい。

 だからこそ、しかしながらも、これらの事から俺は基本的に誰かに幸運を与えるってことはしない。どうした、日本語。大丈夫か、日本語。

 そんなかんなで、学校到着。そんなかんな?そんなこんなだろ。なぜそんなにそんなこんなを言う必要がある。うざったらしい。

「よう、また俺たち一緒の一組らしいぜ!」

 うざったらしい。

 新学期で一番いやなのって『お前何組だったよー』って言ってくるの。あれ、なんなん?

「おい、それは確かなのか?また貴様と一緒って言うのは嫌なのじゃが」

「我だって願い下げじゃー!の反対じゃー‼」

 どっちだ。

 この異様にテンションの高いモブ男子の名前は聞いたら3秒後には忘れてそうなのでもちろん俺も忘れた。えっと……確か………。

「やまださん?」

「何があったこの休み中に‼‼」

「うそうそ、覚えてるって」

「そうだよな!この自称、無駄!ハイ!テンションの佐藤光太郎を忘れるわけねぇよな‼」

「もちろんだぜ、佐藤」

 うそです。完っっっっっっっっっっ壁に忘れていました。

「というか、テメぇ俺に組教えるなよ」

「わりぃって、やっしー」

 !

 ……まただ。

 なんなんだ?この言葉に出来ないような……歯痒いような……胸の奥がいずいような……。いや、なんでかは分かるけどね?

 まぁ、いっか。となるのはもう一万は越したと思う。

「ほーれほーれ、お前は28番だぞ」

 お前、いつかころピてやるからな?ぜってぇーころプ。


 新学期と言えば。長ったらしい校長の話、新年生の入場、転校生やらを思い浮かぶだろう。

 転校生ってのは実際の所始業式とごっちゃにして紹介されるもんだ。あと新任の先生も。あ、あと生徒会長も会の始まりに挨拶を入れるので『生徒会長がまさか美人だったとは!』とはならない。

 実際、生徒会長はかわいい。そして、転校生の顔はここからじゃ分からない。邪魔だ、佐藤。

 ん?校長と新入生をぬかしてしまったな。いや、実際どうでもいいでしょ。

 そして、ゲームのようにスキップなどないのでボーっとしていたら会が終わってたんだが。何が起こった。そして続けざまに教室へ。俺はいつスキップ機能搭載の神になった。便利だな、神。

「え~、転校生を紹介しまーす。わくわくしない、どうせ美人だ」

 わくわく。

「え~、沖縄から来た夜夢(やむ)はるなさんだ。皆、よろしくやってくれよ」

「やむです。よろしくおねがいします」

 うおおおお、はちゃめちゃかわいいやん。声もかわええ~。

 だがしかし、彼女に関わるなーと俺の頭がそう言ってるんだが。なんだっつうんだ。


 新学期はじまって話すことなんか春休みに何があったかだけであるので、別に転校生の方にみんなの興味が向いて拗ねてるとかじゃあない。断じてそうじゃないと言えるのは、俺はその時遠巻きに彼女の事を見て(何あいつ変態?)と女子に思われたからであろう。

 というよりここで俺が話しかけなきゃ話が始まんない様な気がする。ということでしかたなく近づき、話しかける。

「お前に聞きたいことがあるんだが、二人きりで」

 もちろん言ったその瞬間周囲の女子が駿足で引いたさ。ヒュンッッって言ったさ。

 この時の俺の聞きたいこととは『テメぇ神なの?』ということだけなのだ。決して3サイズとか聞きませんから、聞く勇気もありませんから男子ども、(何か分かったら教えろよ)とか次々に言ってくんじゃねぇ‼

「いいですよー」

 夜夢さんがふわ~とした感じで帰す。それに対し女子がダメよそんな簡単なでもやっしーだし大丈夫かなそれな大じょぶかとなった。俺、そんなに獣臭しない?おらー、たべちゃうぞー。

「どこかにいきましょうかねー」

 そういうとそそくさと教室から出て行った。

「どうしましたかー?いかないですかー?」

「ああ、いくよ」

 なんだかなぁ……拍子向けするっつうか、なんだかなぁ……。


 近くに誰もいない、隠し事や秘密の密会するのには適切な、屋上へと繋がる階段の踊り場。

 そこに俺たちはいた。話の前に、一つ。

「これから俺が言うことはちと馬鹿げてる。違ってたら忘れることを約束してくれ」

 こうでも言わないと、女子ってのはすぐ誰かに言うんだろ?おお、怖い。

「やくそくも何も、私はかみですよー」

「ああ、守ってくれるか。じゃあ、言うぞ、おまえは神じゃねぇのか?」

「そうですよー」

「やっぱり違うか。そうだよな。そんな簡単に見つかるわけがない」

「いえ、私はかみですってー」

「そうか絶対言わないか。ヨカッタヨカッタ」

 これで一安心だな。さて、さっさと指令とやらを――――

 ん?潮の香り………。

「私は、かみですよー#」

 ああ、これは紛れもない‼俺が自分って何もんだ?って思った時に調べた神の一覧にのっていたウガリット神話の海と川の神、ヤム=ナハル!

 くそっ、この水の量じゃ身動きが取れねぇ‼え?自分で自分に幸運を与えればいい?おお、小学の頃はしようとしたさ。

 できねぇんだ、コレが。

 と、ザパァ!とでも俺の頭以外を覆っていた水が落ちて消える。

「おいおい!びしょびしょに―――――なってねぇ‼」

「もちろんです。ぬれちゃったらふしぎふしぎちゃんですからね」

「……怒ってます?」

「ふんっっ!って言っても、なぜか怒ってないように聞こえるらしいです」

 ああ、わかる。すんごく分かる。

「あ、こーら、ここは生徒が行ってはいけない所だぞ」

 あちゃー、先生来ましたね。……ああ、何かすんごく言いたげな顔ですね。でもこれ以上ここにいると怪しまれますよ。別に年上でもないのに敬語になってしまう俺。

ま、とりあえず、一人……いや、二人は任務完了だな。


 すみません長くて。なんか深夜入って急にハイテンションになっちゃって。ウソです。さぁ、私はパクっていません。ですが、この作品は今の時間書いたわけでもありません。どうやって書いたでしょうか?

 正解は、昔書いたやつなのです。中途半端に終わっていました。この前『俺氏』の方で、消えた原稿の中に生徒手帳を使う設定があったんですよ。それで、思いでひきだしという中学生の時から集めたやつの中にいろいろなものが入ってたんですね。その中に生徒手帳を入れたってことを覚えていたので。

 で、その流れでこの原稿が見つかりました。いやはや。

 楽だなぁ。でもね、完結してないんだ。これ、どうなるんだろうって考えながらじゃないと、だめなんだ。難しいなぁ。

 でも、頑張ります。まだまだストックがありますので(笑)

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