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旦那様と夜
また期間が開いてしまい申し訳ありません!
「はぁ…」
眠れない。大丈夫と思うたびに夢の映像が瞼の裏をかすめる。
怖い。大丈夫。怖い。大丈夫。怖い。大丈夫。怖い。大丈夫。怖い。大丈夫。怖い。大丈夫。怖い。大丈夫。怖い。大丈夫。
何度繰り返しただろう。旦那様のあの言葉を聞いたときは眠れると思ったのだ。眠ろうとすることで疲れてしまった。食事も睡眠も満足に取れず、このままでは死ぬだろう。
死なないためには眠らなければいけない。
「…はぁ」
「おい。つめろ」
私以外に誰もいないはずの室内で突然声がした。
閉じていた目を開ける。旦那様だった。
夜中に私の部屋を旦那様が訪れたことは一度もなかった。同じベットで眠ったこともないはずだ。しかも初めて会った時にも持っていた鎌を手にしていた。
「聞こえなかったか?つめろと言ったんだ」
「ぁ、はい」
これは、どういうことだろうか。




