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1ページ目 東門の前

初めましてLYONです。別サイトで書いている小説をこちらのサイトで書きたくなったので、書き始めます。別サイト版のリメイクといった感じでしょうか・・?

よろしくお願いします。

月の石の(ルナティック)平原の最北。メルジ王都地上東門。

数冊の魔導書、仮の杖、三着分の私服が入ったバッグは少し重い・・。

やっぱり兄さんが言う通り、魔導書減らしてくるべきだったか。

「大丈夫、大丈夫」とか言って出てこなければよかった。

自分のことを考えれば次に考えたくなるのは他人の事。

ぐるっと周りを見渡す。しかし、全員、私と同じあの学校の制服だ。東にある朝明(ちょうみょう)山脈の向こう側。つまり北東部平原の薄い光が差した。

朝靄が光に反射しキラキラしている。私の心はこの光のような希望と西のほうに残る夜の闇のような不安で半々だ。比喩的に言えば右も左もわからない状態。

いや、正確にはそうではない、と思う。入学のしおりを10回繰り返し読んだんだ。うん、大丈夫。

そう自分に言い聞かせた。そして再び周りを見た。知り合いもいない。

いたとしても―――「あ、○○じゃーん」なんてこんな雰囲気で言えるはず・・・もないな。

絶対そうだ。学校で最初にプリント出しに行けないときの気持ちだ。

「誰かが行けば皆行く」みたいな感じ。つまり、最初に誰かが動かなければ誰も動かない。

その最初は、当然私ではない。フッと後ろ振り返ると時計は5(薄陽の)時を指していた。馬車が来るまであと1時間ある。薄陽の時になったから、少しくなら店も開いてるだろう。

私はそう思って、街のほうに歩きだした。

軽食をとるためにムーンチーズパンを購入しようと、品物をとった。すると私のものではない別の手がムーンチーズパンをとった。一瞬、目があった。少し暗い赤い目をした女子で、私と同じ学園の制服を着ていた。軽く会釈をしてパンを買い、店の外に出た。すると後ろから声をかけられた。

「ね、君。私と同じ炎スキルの持ち主だよね?」

「あ、ああ」

私は戸惑ったような声でかえした。

「あ、いきなりゴメンね。私はレーア。今後何かあるかもしれないからさ、よろしく」

「私はフューラ。よろしく」

―――スキル。この世界の人型生物すべてが持つもの。私のような魔力消費無しだったり、彼女のような威力増の2種類がある。

他人のスキルは主に三つの方法でわかる。

一つ目は聞くことだ。この物騒な世の中あんまりない。何せ自分の最大の武器であるスキルという命綱を自分から解くことになるのだから。

二つ目が「目」を見る方法。ある程度の知識があればすぐにわかる。まず色。

赤であれば炎、青であれば水、といったように挙げればきりがないほどだ。ちなみに少ないのは褐色の大地スキル。そして次に見るのは目の明るさ。明るければ魔力消費、暗ければ威力・効果関係。スキル基本+になる効果しかないため、明るければ魔力消費「少なめ」~「無し」。暗ければ威力・効果「大」~「特大」だ。

それでも例外はある。「オッドアイ」だ。右目が明るい金色、左目が暗い紫色の場合、「光魔法魔力消費無し」と「闇魔法威力大」といった重ね掛けとなる。めったにいないけど。

三つ目に実際に戦ってみること。戦っていると同系統の魔法を連発してきたり、防御魔法貫通率が高い攻撃などは、スキルありと見たほうがいい。

ムーンチーズのパンをほおばりながら歩き、東門前に再び戻ったのは6(朝露の)時の5分前だった。

どうも。LYONです。ここまで読んでいただきありがとうございます。

まだまだ初心者で、比喩的に言えば「右も左もわからない」状態です。

それでも温かい目で頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。

それではまた次回でお会いしましょう。see you next time.

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