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初夏の銀色

作者: 檸檬

シロツメクサが枯れる頃


ススキが白い羽毛の穂を広げ


少女の髪は風なびき


少年の影絵が遊ぶ

 

夕日があかあかと茜色


悠久のくすのきよ


抱きしめてもなお


手を結べることはなく


天に向かって


大地に根をはる


背中合わせに私の戯言を


大きな幹で受けとめて


天を仰げば優しい木陰


包んでくれた揺れながら


シロツメクサが枯れる頃


ススキが白い羽毛の穂を広げ


月夜に光る白銀色の


羽毛雪のぬくもりよ


ゆらゆら揺れていざなうよ


白銀色の羽広げ


飛んでいかせて


忘れさられた面影よ


初夏に降る


銀の雪原 夕日と月に映るとき


涙の星が光るとき


白銀の羽


やさしいやさしい


あなたの手

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― 新着の感想 ―
[良い点] シロツメクサが枯れて、ススキが白い穂をなびかせる中で、夕日の茜色に少女と少年の姿が浮かび上がるようです。 天に向かって大地に根をはる、くすのきがとても印象的ですね。そして、月夜に光る白銀…
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