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宣戦布告


 それからというもの僕達はカップルらしく毎日連絡を取り合うようになっていた。


 今何しているか、ご飯はなんだったか、この後の予定は、次いつ会えるか。こんなにも楽しい事があったなんて僕は今まで何してたんだろう。ダブルデートも本物のダブルデートになった。


 たいちくん達に付き合っている事を報告した時彼女さんは素直に喜んでくれたが、たいちくんは無関心のようにも見えた。まあたいちくんにとってはどうでもいい事なんだろうぐらいに思っていた。


 その日も四人で遊んでいたが、話があるとかでたいちくんと二人で帰る事に。


 なんでたいちくんと仲良く帰らないといけないんだろう、ゆいちゃんと楽しく帰る予定だったのに。そんな事を考えていた。


「かずきはさ、ゆいの事本気?」


 唐突にたいちくんが聞いてきた。


「いきなりどうしたの?」


「いや、聞いてんだよ」


「そりゃ本気だよ」


「だよな、お前見てるとわかるわ」


「何が言いたいの?」


「ゆいは本気だと思う?」


 本当にたいちくんは何を言っているんだ。


「‥‥本気、だと思う」


「なんだよ、自信ないのかよ」


「そんな事ないけど!てかたいちくん本当なに?」


「ゆいから聞いてない?」


「なにを?」


「ずっと片想いしてる人がいるって」


「あぁ、聞いた事あるけど」


「それ俺の事だから」


「‥‥は?」


「だから、ゆいの片想いの相手は俺なの」


「なんで分かるの?」


「ずっと告白されてたから」


「え?」

 僕は、この瞬間ゆいちゃんとの間にまた大きな壁がドンと音を立てて落ちてきたような感覚に襲われた。


「ついこの前も言ってきたぞ、好きだから付き合って欲しいって」


「この前っていつ?てか、ゆいちゃんの友達と付き合ってるんじゃ」


「酷いやつだよな、友達裏切るなんて。でもかずきと付き合う前だからそこは安心しな」


「てかなんでそんな事僕に言ってきたの」


「俺、二人を見てて気付いたんだよね」


「何に?」


「ゆいを取られたくないって」


「は?彼女いるんじゃ」


「気付いちゃったもんは仕方ねえだろ。来月クリスマスだろ、その日に告白する」


「ちょっと待ってよ!告白するってそんな勝手な、彼女、彼女はどうするの?」


「正直に言って別れるつもりだ」


「そんな‥‥」


「クリスマスまでにケジメつけて、ゆいに告白する。ちゃんと報告したからな!後から聞いてないとか言うなよ」



 報告って、これじゃ宣戦布告だよ!!




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