憂国者たち
場所を移して控え室。
謁見の間のすぐ側には順番待ちのやつが通される小部屋が設えてある。今となっては謁見の間で奏上を申し出る者など少なくなったが、この城が建てられた当初は事情も違っていたんだろう。
質朴な部屋だ。利用する者がいなくなって久しいためか、威厳を示すための装飾や調度品なんかは取り払われ、最低限の事務がこなせる程度の設備しか置かれていない。
それでも埃が溜まっていないあたり手入れはしっかりされているようだ。もっとも使用人の仕事が掃除くらいしかないってのもあるんだろうが。
部屋をぐるりと見回して――厄介そうな呪装が置かれていないことを確認してから――事務机の対面に座っている宰相に目を向ける。
ひでぇ表情だ。首を落とされる寸前の罪人でももう少し血の気を感じさせるぞ。
「…………っ」
呼吸は浅く、そして小刻みに震えている。机の上で組まれた手は固く握られ、指が互いの手を押し潰そうとしているようだった。
俯いた顔の端々には深い皺が刻まれている。額から垂れた汗が皺の山を乗り越え、顎の先へと辿り着き、そしてぽたりと垂れた。
歯の根が合わないという表現がしっくり来る。ここまで怯えられると勇者っつうモンの性質をまざまざと自覚させられるね。
死して消滅することなく、幾度でも生き返る超常の存在。
民衆は勇者が全き善性を有していると信じて疑っていない。故に信奉するし持て囃す。国のプロパガンダを鵜呑みにした連中にとって、勇者は死ぬまでこき使っても許される便利な存在なのである。
ところが"そうではない"のだとしたら。
それが目の前にいる宰相の反応だ。
勇者という存在が、何かの拍子に善性を放棄したら――端的に言って国は終わりだ。アホのように強い魔物が国の中枢に現れたようなものといっても過言じゃない。国の上層部は生きた心地がしないだろうな。
そして実際に死人のような顔で震えているのが目の前の宰相というわけだ。一体俺に何をされると思ってんのかね?
【無響】発動。これで会話が外へと漏れることはない。
「今回の国家転覆未遂の顛末について話そうか」
言うと、宰相はびくりと震えた後にゆっくりと顔を上げた。蒼白な顔をしていて、しかし目には力が宿っている。為政者の顔だ。
「そもそもの発端は十年以上も前の話だ。国が運営してる魔法の研究機関があんだろ? 優れた人材を埋もれさせないために作ったっつーアレな。あそこに連れてこられた【追憶】持ちのやつが機関から逃げ出して、それで生き延びた先で着々と準備を進めてたそうだ」
「……逃げ出した【追憶】持ちの人物……」
「ざっと見たとこ、ありゃかなりの精度だな。もって生まれた才能ってやつだろうよ。本人はこれくらいしか才能がないと言ってたが、それに限れば俺と同等くらいはあるかもな」
呪装の過去を暴く魔法である【追憶】は、使い手の才能によって得られる情報の質が変わる。それは遡れる時代の長さであったり、作製に携わった者の想いであったりと様々だ。
そもそも一定以上の才能を有していないと読み取れない呪装も存在する。セキュリティってやつだな。ライザルは国の運営基盤を揺るがしかねない呪装を読み取れてしまった。
「だから国に消されかけたってわけだ」
「……目的は、復讐か」
「それもあるらしいが、本分はあくまで革命だそうだ。人を道具としか見ていない連中がのさばるこの国を変えるんだとよ。大した理想じゃねぇか、なあ宰相さんよ」
俺はからからと笑ってみせた。宰相は表情一つ変えなかった。俺が物騒な目的で呼び出したわけではないことを悟ったのか、呼吸は深いものへと変わっている。
俺は笑みを消した。声をひそめて言う。
「なんで取り逃した。不穏分子を発見するのがあの機関の本懐だろ。やるならきちんと始末しておけよ。そうすりゃこんな騒ぎにならなかっただろうが」
王都にある魔法の研究機関は才能の発掘を謳っているが、それは目的の半分に過ぎない。もう半分は『危険な魔法の才を持った人物の早期排除』である。
「……死亡確認はしたと報告があった」
「そいつを匿ったスラムの連中に騙されたな。もしくは報告役が金で買収されたかのどっちかだ。発言の真偽確認は行ったのか?」
「……そこまでは」
「ぬるいぬるい。そんなんだから足を掬われんだよ。つってもまぁ、十何年も前っつうとあんたは宰相になったばかりの頃か? だとしたら、そんなもんかもな」
今回の事件は国の不手際が招いた事故のようなもんだ。厄災の芽を摘みそこねたから、十分な時を経て順当に厄介事が芽吹いた。それで説明がつく話である。
俺は頬杖をついて溜息を吐いた。軽く息を漏らした宰相が言う。
「……意外だな」
「あん?」
「勇者ガルド殿が、我らの政策を肯定するとは思わなんだ」
「んなの物によるだろ。少なくとも、俺は研究機関の存在について否定する気はねぇよ。ま、害を被った当事者じゃないってのも理由だがね」
補助魔法を扱う俺には分かる。もしもそこらの凡俗がずば抜けた魔法の才覚を手にしたら……多くの場合、ろくな結末を迎えないだろう。
人ってのは己の欲を優先するもんだ。手にした力が欲を満たす手段足り得ると判断したらあっさりと道を踏み外す。よしんば善に寄ったとしても、そうでない連中が目を付ける。
正直、仕方ねぇという気持ちが強い。高潔な精神を尊ぶのは結構だが、それで危険人物が野放しになっちまったら元も子もないしな。
「研究機関の実態を聞いたよそもん連中は言ってたぜ。何もしてない無辜の民を始末しようとするなんて許せない、ってよ」
「……全く、耳が痛くなる正論だな」
「良心は痛まねぇのか?」
「生憎と」
「くっくっ……為政者の鑑だねえ。そんくらいじゃねえと国の頭は張れねぇわな」
どっちが善でどっちが悪か、なんて二元論で片付けられる問題じゃない。人として正しいか、国として正しいか。それだけだ。
「……私は、勇者ガルド殿には恨まれてると思っていたのだがな」
「あ? 恨んでるに決まってんだろ。勘違いするなよ? 俺はお前の肩を持ってるわけじゃねぇ。勇者の自由意思を奪っていいようにこき使ってるあんたのことはクソほど恨んでる。それは変わらねぇ。だが、個人的な感情を抜きにすりゃ……あんたを優秀と認めなきゃならんっつうだけの話だ」
「……褒め言葉として受け取っていいのか悩むな」
「褒めてるさ。あんたは非情を以て少数を切り捨てることを選んだんだ。大多数を生かすためにな。国の運営という点に限れば最善の選択だろうよ」
二兎を追う者は一兎をも得ず。誰も彼も救うなんて余力はこの国に残されていないから、誰かが音頭を取って峻別しなくちゃならなかったんだ。
勇者も魔王も政策のための道具にする。危険な魔法の才に目覚めてしまった不穏分子は早期に潰す。そういう判断を下せるやつがいなかったら、この国はとっくに滅んでいただろう。
「貴殿は……本当に勇者ガルド殿、か?」
「信じらんねぇか?」
「……五年前の様子を知っている身としてはな」
「国の洗脳を受けてたいい子ちゃんの頃とは違うんでね。色々と学んだんだよ。結果として、俺があんたの立場だったら――同じ選択をしただろうと思い至っただけだ。俺らの扱いにしたってな」
仮定の話だ。もしも俺が国を運営する立場にあったら。
勇者という存在はまさに天からの恵みに感じたことだろう。そりゃ使い倒す。ためらう理由がない。迷っていたら国が死ぬのだから。
「もっとも、こき使われる側としちゃ……そろそろ限界だっつう話だ」
「…………」
「だからこの前言ったよな? 勇者も女神も魔王もまとめて消すぞってよ。俺としちゃ至極真っ当な主張なわけだが、国からすりゃとんだ裏切り行為にあたるわけだ」
依然として固い表情を崩さない宰相を真正面から見据える。宣戦布告だ。
「『反逆の勇者』。随分と面白い愛称をつけてくれたじゃねぇの。なあ宰相さんよ。あんた何か企んでやがるな?」
「…………」
簡素な事務机を挟んで睨み合う。たっぷり十秒ほど待ってみたが、宰相はだんまりの姿勢を崩さなかった。
「くくっ……そりゃ【六感透徹】対策か? 口を閉ざせば情報を漏らすこともない。嘘も悟られない。だが分かってんだろ? 俺には【伝心】がある」
「…………」
「俺がその気になりゃ隠し事なんざすぐに暴ける。あんたが隠そうと思えば思うほど……その逆、意識した分だけ全てが丸裸になっちまうってわけだ」
「…………」
俺は何度か宰相に対して【伝心】を使ったことがある。
距離を無視して直接やり取りできるという性質はこの上なく有用だ。ちょっとした連絡にも使えるし、姉上がアホやらかした時なんかにちょいと繋いで先んじて報告を上げておけばその後の処理がスムーズに運ぶ。
この魔法の何より便利な点は嘘が混じらないことだ。厳密に言えば、嘘をつこうとしたらその意思すらダイレクトに伝わる。
一切の誤魔化しが通用しない。故に策の看破など容易いものだ。やろうと思えばどこまでも情報をすっぱ抜ける。
協力者の存在は。現在どこまで手を回しているのか。最終的な達成目標は。
「……ま、使わねぇけどな。今のあんたに使ったら……逆にコッチの企みをすっぱ抜いて手を打つくらいはしてきそうだ。おっかなくて使えんね」
至極便利ではあるのだが、融通が利かないのが【伝心】の悪いところだ。
嘘の混じらないやり取りは、裏を返せば向こうにとってもこちらの策を看破する機会になるということ。互いに手札を晒し合うようなモンだ。俺にも知られたくない情報がある以上、【伝心】は使えない。もしいま使ったら明日あたりにアーチェのやつが光の粒になっていてもおかしくないしな。
「……それは、私が知れば手を打たなければならないことを……勇者ガルド殿が推し進めているということか?」
「国の平穏を第一義に据えてるあんたからすりゃ、そうだろうな」
「……勇者ガルド殿」
宰相が眉を寄せた。発する声は穏やかなものを装っているが、根底に孕む鬼気を隠しきれていない。国に殉じることを選んだ者の覚悟か。
「そなたは既に国の制御下にない。単一で国家に匹敵しうる力を持つ存在……敵対するには、あまりにも危ういと私は考える。どうか、交渉の場を設けていただけないだろうか? おこがましいのは承知の上だ。しかし、私たちは互いのことを知らなさすぎる。妥協点を探り合う時間くらいは、あるはずだ」
「無理だな。破談が見えてる交渉に意味なんてねぇ」
「……それほどのことを為そうとしていると?」
「この世界から魔力を消す」
言うと、宰相が大きく目を剥いた。小刻みに震える瞳孔が動揺の程を伺わせる。目は口ほどになんとやらってね。
俺は起こり得る未来を挙げながら指を折った。
「魔物の消滅。魔法の消滅。魔石の消滅。呪装の消滅。これらはほぼ確定だ。勇者も女神も魔王も消える。縋る対象の消失はどれ程の混乱を生むかねぇ。あとは魔力に頼ってる商会が解体を余儀なくされるだろう。仕事にあぶれた連中はどんな行動に出るかね? 生活水準が落ちたやつらも心中穏やかじゃいられねぇだろう。挙げ出したらキリがねぇな。とにかく、世は混迷を極めるだろうよ」
人は魔力を好き勝手に弄り回し過ぎたんだ。生活基盤に据えるだけには飽き足らず、欲望の成就や他国侵略のために呪装を量産し、果ては人体実験や魔物を生み出す式をばら撒いて自滅する始末。
そしてそのツケを支払わされているのが現状だ。リセットする方法は、もうそれしか残されてねぇよ。
「だがまぁ、いいだろ? あんたらは魔物を倒せっつって俺らを使ってきたんだしよ。魔物の根絶なんて本望も同然なはずだ」
「それよりもッ!」
宰相が机を引っ叩いて立ち上がった。齢四十を超えてるとは思えない大音声で叫ぶ。
「魔力が消えたらッ! 民はッ! 人はどうなる!?」
人。人ね。
こいつにとって、国民は全員『人』なんだろう。由来や肉体の構成にかかわらず。他の貴族とは違う考えだ。
ならば、全て正直に話そう。
「消えるだろうな」
「…………!」
「だから、そうならないよう俺が動いてる。策はある」
クローン。肉の器。
あの技術が確立されれば壁は壊せる。どうしようもなかった難題を解決する糸口になる。無様に腹を掻っ捌かれた甲斐もあるってもんだ。
「……その策とやらは、確実なのか?」
「保証はしかねる」
「……ならば、賛同は出来ぬな」
「だろうな。だから【伝心】は使えなかったんだ。あんたなら姉上らに命じて俺の策を潰すくらいやってきそうだからな」
使えるものは全て使って国に平穏をもたらす。それがこの宰相の存在意義だ。
勇者という呪装を使い魔物を退け、女神という偶像を使い安寧を演出し、各種機関を使い争乱の芽を摘み取る。全ては確実な人類存続のために。己という個を国に捧げた宰相にとって、内憂を誘発する俺の行いは到底看過できるものではない。
だから言ったんだ。破談は見えてるってな。
「改めて宣戦布告といこう。ストライキだよ。労働環境の改善要求とでも言おうかね? そろそろ勇者と魔王をこき使うのはやめてもらおうか。人の問題は人で解決しろや。俺からは以上。何か言いたいことは?」
「……その動乱の世で、勇者ガルド殿は何をするつもりだ?」
「あ? んなもん決まってるだろ」
俺は椅子を引いて立ち上がった。口角を上げて言う。
「俺は慎ましい生活を好む男なんでね。美味い酒を浴びるように飲んで、肉をしこたまかっ食らって、上等な素材が使われたベッドでぐっすりと寝る。それ以外にゃ何も求めねぇよ」
「……それは慎ましさの対極にあるのでは?」
「あ? 何年も奴隷同然の扱いを受けた見返りがそれだぞ? 慎ましいことこの上ないだろうが」
他のやつらが同じ扱いを受けたら復讐で国を滅ぼすとか言い出してもおかしくないぞ。全く、俺の心の広さに感謝してほしいもんだな?
「そんじゃまあ、お互い本気で宜しくやろうや。あんたの覚悟を真正面から潰す。俺にも覚悟があるんでね。安寧のために少数を切り捨てることを選んだあんたと、全員揃って等しく不幸になろうやっつー俺とのぶつかり合いだ。恨みっこなしでいこうぜ」
そう言って俺は身を翻した。部屋の出口へ向かう。途中、宰相が渇いた笑い声を上げた。
「くくっ……本気でやろう、か。笑わせる。その気になれば私など簡単に捻り潰せるだろうに」
「あ?」
「そうだろう? 私はてっきりそのつもりで呼び出されたのだと思っていたよ。【伝心】を使ったら私に策が漏れる? 馬鹿らしい。本当に本気ならば、私から情報を抜いた後、即座に私を殺せばいい。勇者ガルド殿なら造作もないことだろう」
はぁ……。やれやれだ。俺は肩を竦めた。振り返って言う。
「なに言ってんだお前。馬鹿じゃねぇの?」
「……は?」
「ここでお前が死んだら、一体誰がそのあとの舵取りをするんだっつの」
「…………!」
私欲に塗れた貴族連中が国の実権を握る? 駄目だね。論外だ。我先に自らの利権を守るために無茶苦茶をやらかすだろうよ。
我欲に勝る信念を持った舵取りが要る。それはこの宰相以外に見当たらない。自分の名前すら捨てて国の部品となることを選んだ男だ。個人的な恨みはあれど、その覚悟を蔑ろにするつもりはない。
「クソみてぇな苦情が山ほど舞い込む世の中になるぞ。悪ぃが俺はそんなもんにかかずらって人生を浪費したくないんでね。丸投げする先はあんたに決めてるんだ」
「……それは、困るな。最近、やけに聞き分けの悪い誰かのせいで……ただでさえ胃に穴が空きそうだというのに」
「嫌なら本気で来いよ。あんたなら八方手を尽くして駄目だったら諦めて受け入れるだろうからな」
「……とんだツケを支払わされたものだ」
「お互いにな」
過去の馬鹿どもの負債を先送りにし続けたこの世界は常に一定数の犠牲を強いてくる。
くだらねぇよなぁ。んなもんが残ってるうちは心から楽しむことなんてできやしねぇ。だったら耳揃えて返済してやろうって寸法よ。文句は国へどうぞってな。
お互いに腹は決まった。これ以上は交わす言葉もない。
俺は【無響】を解除してから部屋の扉を開いた。見慣れた金髪がごろりと倒れ込んでくる。体勢から察するに部屋の中の会話を聞こうとしていたのだろう。呆れた根性してやがるぜ、おい。
「……何してんだ、馬鹿姉どもよ」
「ちょっ、ガル! 急に開けないで! びっくりするでしょ!」
「なんだガル!? 私たちを疑っているのか! 私たちがそんな……盗み聞きなんてしようとするわけないだろう!」
こいつら……。思わずため息が漏れる。念の為に【無響】使っておいて正解だったな……油断も隙もねぇ。頭も足りてねぇみたいだがな。
「盗み聞き、ね」
「ガル? これは違うの。たまたま……そう、たまたま……ね?」
「大体、なんで話し声を隠しているんだ! 私に隠し事とは生意気だぞ、ガル!」
「開き直ってんじゃねぇ!」
こいつら大丈夫か? なんか顔を合わせる度に知能の程度が落ちていってる気がするぞ……。前はもうちっとマシじゃなかったか? 誰の影響なんだか。ったく、こんなんで魔法がなくなった世界に順応できるのか――――
「…………もしかして、まずいか?」
勇者は至極便利な存在だ。基本的な機能は人に酷似しているものの、死ぬか、もしくは女神像を介した転移を行うだけであらゆる問題が解決するため、生存に必要な危機感が備わっていない。率直に言うと、自己管理が有り得ないほどガバガバなのだ。
金を持たない。飯も作らない。住まいの重要性も……下手したら経済という概念すら理解していない。これは――問題だ。
俺の呟きに反応した姉上二人を見遣る。
片や欲とは無縁のアホ面。片や考えることを放棄した間抜け面。これは……うーん……ちと教育が必要かもしれん。
「姉上らよ、時間はあるな? ちと付いて来い」
「っ! ガル、ついに魔物退治を始めるのね!?」
「訓練か!? 訓練だろう! 久しいな……今回こそは勝つぞ、ガル!」
「ちげぇよ! 早とちりすんな! 黙って聞け!」
【無響】発動。王城の廊下でぎゃあぎゃあと騒ぐ二人を黙らせてから俺は宣言した。
「王都巡りだ。姉上よ、まずは勇者の性質に甘え切ったその性根を叩き直す必要がある。文句を言わず付いて来い。そして俺に従え。いいな?」
人が懐に金も持たずに生きられると思うなよ?
俺の言葉を聞いた姉上二人は目をパチパチと瞬かせ、訳が分からぬと言いたげにコテリと首を傾げた。
※本日『クズ勇者のその日暮らし』2巻が発売されました!
これも全部皆さまの応援のおかげです。ありがとうございます!!
特典SSの掲載先や表紙の情報などは以下活動報告で確認できますのでよければご確認をお願いします。
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1885203/blogkey/3381796/
また、1巻電子書籍版のセール情報公開や、まさかまさかの告知なんかも昼頃に活動報告で行う予定です。良ければ見ていってください!
追記:活動報告更新しました!どうしてこうなった!?
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1885203/blogkey/3410157/




