『看取思想の行方』
『看取思想の行方』
㈠
何かを考える前に、他者の思想を看取することを考えたことはない。
しかし、そうすることで生き延びている人もいるし、それは否定しないし、寧ろ行き易いかもしれない。
㈡
何かを思考しなければ、それなりの恩恵は天から与えられる。
そうした異常事態をも、当たり前の事として、受け入れる自分が居るだろう。
㈢
ただ、身体の安心のため、何かに祈ることは、端的に言って、必要な事だ。
その為、無駄にでも発言すれば、有効思想を、天から看取できるだろう。
㈣
例えばの話だが、思想を天が文言化する前に、自己がそれを看取することができれば、先見性が備わる。
先にこちらが文言化するのだから、罪はないだろうと思う。
㈤
何にも馴染めないとしても、世界に溶解していくのは、年齢が経ってからだ。
それはまさしく、何かを看取したとも言え、その点で、その現象は意味あるものだとなる。
㈥
何れは、人間死ぬのだから、それまでに、様々なものを看取して生きていたい。
そんな看取した思想は、自己の人生を豊かにしてくれるだろうし、思想の創り甲斐があるものだと思った。