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第8話狐の森

第8話です日常会です。

第8話狐の森


「作戦はこうです。 リュウ、ミラ、マルー、そして私の4人で森の中に入り、マルーの案内で大狐が居ると思われる大木に向かう。 道中出てくる狐は全て無視、大木に着いたら大狐が居るかどうか確認し、大狐を発見、もしくは居たとされる痕跡を発見したら即帰還し村の男手を借りて再度討伐に出る。 もし狐がいた場合バレたら面倒な事になります。 各自気を引き締めてください」


「了解」


「出来る限る手伝わせて貰うよ」


「あのーーその場でみんなで大狐を倒しちゃうっていうのはどう?」


「却下です、あなたは無鉄砲すぎです」


「はい、ごめんなさぁい」


 俺の小屋で大狐討伐に向けた作戦会議をしている。 


 ミラはあの後1日ぐっすり寝たらすぐに元気になって、マルーと俺の提案を聞くとすぐにでも出発しようと言ってきた。


 あれから俺に気使われても嫌だったのだがそんな心配は杞憂だったな。


 大狐討伐に向けての作戦を是非立てたいと言ってきたのがナービで実に見事な作戦を立ててくれた。


 マルーの話から森の中をどう行けば良いのかの大まかなルートを立てくれたり、ナービはナービなりに、この前の出来事を受け止めているみたいだ。


「作戦開始は明日の村の鐘が3度なった時です。 日が落ち始めたら何があっても帰還してください。」


「じゃあ俺はミラと一緒にお年寄りの見回りしようかな」


「マルーもくるか?」


「いや、遠慮しておくよ、僕は部屋で武器の手入れでもしてるさ」


「そうか、じゃあ明日な」


「うん」


 ミラと一緒に村の小屋に向かった。


 俺が住んでいる小屋と同じくらいだな、ドアを開けると、老婆が椅子に腰掛けていた。


「おやおや、ミラちゃんじゃないか、ミルク出来ているから飲んでいきな」


「サリーヌさん、もう子供じゃないんだし大丈夫ですよ、ほら今日も腰の詰まり治しますよ。」


 ミラはサリーヌさんの腰に手置いてさすっている、ミラの手にはろうそくの様な暖かい光が灯っている。


「あぁだいぶ楽になったよ、ありがとうね」


「いつもの事じゃないですか、お礼なんていりませんよ。 じゃあ私は他の人の所に行ってきますね。 リュウはサリーヌさんの家で待ってて」


 ミラはそう言うと足早に行ってしまった。


 別に俺が付いて行ったって問題ないと思うけどな、なんでだろ。


「あんたはもっとミラちゃんに感謝した方がええよ。 村の人達にはあんたをこの村に置くのを快く思わない奴らもいてな、ミラちゃんはあんたをこの村に残すために一生懸命一軒、一軒、わざわざ頭を下げて回ったんじゃよ。 あの子は元気だけで周りが見えてないと思うじゃろうがそれは違う。 困っている人はほっておけなくていつも優しい良い子なんじゃよ」


「おばぁちゃん俺も分かってるよ、ミラは本当良い奴だって、出来る限りミラの力になりたいと思ってる」


「そうか、ミラちゃんをしっかり守るんだよ、あの子は突っ走ってしまうと思うからな」


「はい! 任せてください」


 小屋のドアが開く。


「なにーー? リュウとサリーヌさんで秘密の話でもしてたの?」


「良い男を捕まえたなミラちゃん、しっかり離さないようにしなさいよ」


「こいつそんなんじゃないから! ほらマルーも突っ立ってないで行くよ」


「おばぁちゃんまた来るね!」


「いつでも来なさい、次はリュウ君に肩でも揉んでもらおうかね」


「それはぜひやらさせてください」


◆◆◆◆◆◆◆◆


 サリーヌさんの家からミラの家にミラを送り自分の小屋に帰る道すがら、小さな子狐が俺の前に出て来た。


「九尾の妖天丸様から伝言をお預かりしています。 えっと、リュウ様が1人で森の奥に来るように他の2人が来た場合は安全は保障出来ません」


「なんで俺なんだ?」


「そこまでは私はわかりかねます。 とにかく1人で来た方が良いですよ。 あの人の行動は全て遊びで気まぐれなので」


「わかった考えておくよ」


 子狐は一瞬強い風が吹き瞬きをすると消えていた。


「どうするのですかリュウ?」


「罠かも知れないしなどうしよう、ナービはどう思う?」


「何とも言えないですね、ただあの子狐を操れるという事は九尾の妖天丸は相当の力持ち主でしょう。」


「そうだよなぁ、罠の可能性は捨てきれないし、ミラとマルーにも話してみるか」


「そうですね、何事も相談するのが1番ですよ」


次は戦闘会なのでお楽しみに!

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