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62話鉄拳と蛇




 以外とこいつら連携が取れてて厄介ね、そして民間人の野次馬に攻撃が当たらないようにするのが本当にめんどくさい。


 「良し、お前ら左から回り込んで斬りかかれ! 魔術隊は斬りかかったと同時に魔法を叩き込め!」



 中々良いコンビネーションをしてくるな、こいつら、拳で殴りかかろうとするとすぐに魔法が飛んでくる。 1人で突っ込むんじゃなかったな。 やるしかないけど。


 手首に巻いた鎖を垂らし鞭のようにしならせて相手の杖を壊していく。



 「無駄だ! ここは聖都、物資は尽きないし人員もどんどんと増えていくここでの勝負を1人っきりで仕掛けた時点でお前は丸腰で戦っているようなものなんだよ」


 「1人じゃないよ!」



 目の前に石の壁が囲むように現れた。



 「コルサ!」


 「もう、私を置いて聖都に行ったって聞いて本当に心配だったんだから!」


 「ごめんね、コルサ」


 「どうせ、この前話してた竜君絡みなんでしょ?」


 「うん、光の団に捕まっちゃったみたいなんだよね、だから助けに来たの」


 「それでこの人達は?」


 「後で話すから今はとにかくこいつらを片付けるの手伝って!」


 「わかったよ」



 石の壁を拳で思い切り殴り破壊すると、周りの光の団員達は全員倒れていた。



 「よぉ、物陰から見てたけどもう2人だけに任せるわけには行かなくなった、光の団の団長が竜の居る光の塔に向かってしまったからな、俺は最後まで影から見てて団員としての地位を守るつもりだったんだけどな」


 「居たんなら最初から手伝いなさいよアホマルー」



 マルーは鬼神化して戦っていたのか、少し肌が赤みががっていた。


 「こいつ、石にしても良い?」


 「ダメだよ、コルサ、まだダメ一応味方だから」


 「一応ってやめてよ、ずっと石にしないでください、2人共早く光の塔に向かおう、光の団の団長が塔に着いたら竜の救出はほぼ不可能になる」


 「隠れてたくせにあんたが言うな!」


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