60話聖都再び
「さて! もういきなり聖都に向かう?」
コルサは魔導列車の中で窓から顔を出し風景を見ながらそう言った。
「マルーを先に迎えに行った方が良いんじゃない?」
「あいつにはさっき塔連絡で聖都に集合って送っといたから大丈夫だよ」
「何その塔連絡って?」
「塔連絡っていうのは塔を魔力を飛ばす為の媒介として使って、自分の思っている思考を各塔に送る事が出来る技術なの」
「へぇー! すごいね! 竜もそれですぐに見つけられれば良いんだけど」
「そんな簡単にはいかないよ、でも私に任せてくれれば大丈夫! ほら、降りよもう聖都に着くよ」
「うん!」
私とミラは魔導列車を降りて聖都へと続く門の前に着いた。
「あれ? いつも門空いてるのに今日は閉まってるわ」
「そうなの?」
「うん、いつもは人で長蛇の列が出来てるんだけどね、それで荷物に紛れさせてナービを中に入れようとしたんだけど」
「おーい!」
マルーが両手を広げながらこちらに近づいてくる。
「2人共! 今日聖都に入るのはやめた方が良い、今日は光の団の本隊が戻ってくるから聖都は来客の受付は終了して、中では光の団を出迎える為のお祭り状態だ」
「お祭り? 随分楽しそうじゃん」
「おい、ミラなんか余計な事考えてないよな」
「いや、私はただ光の団を真正面から襲ってその隙にナービが竜を助ければ良いかなって思っただけ」
「え、俺はじゃあどうすんの?」
「もちろん私と一緒に暴れ回るのよ」
「もう、すぐお前はそうだよな、勘弁してくれよ」
「うるさいな、やるのやらないの?」
「やるよ、勝手に死なれても困るし」
「ナービは?」
「やる! 私が竜を助けないと」
「良しじゃあ決まり! 作戦名は光の団襲撃アンド竜救出作戦! 気合い入れていこう!」




