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第6話竜の鎧と剣士

6話目です!昨日投稿出来なくて申し訳ないです!

明日も頑張っていきます!


 ミラとの約束通り昨日の川に向かった。


 道は覚えてなかったがそこはナービがなんとかしてくれた。


「おっそーーい!!何してたの? もうお昼過ぎてるよ!!」


「ごめんごめん、そんな早くからミラが居ると思わなくて」


「じゃあ楽しみにしてたのは私だけって事? 悲しいよ」


 あからさまに嘘泣きとわかる泣き方だな。


「ごめんってそれで今日はなにするの? 訓練?」


「そうだね…………」


「もしかして何にも考えてなかった?」


「いや! そんなわけないじゃん! ええと狐待ってても出てこないし…………じゃあ訓練! 訓練しよ! リュウがどれくらい戦えるのか改めて確かめないとね!」


「えーー!嫌だよ!戦いたくないし、付いていくだけで良いんじゃなかったの?」


「うるさい! もしもの事があった時に自分の身を守れないでしょうが! ほら構える!」


絶対考えてなかっただけなんだよな


「こうなれば仕方ないですね、戦いましょう」


「ナービ〜〜戦い方教えてよーー!」


「何ですかその猫撫で声は気持ち悪いですね、あちらはやる気です、とにかく変身してください! 出来る限りサポートはします」


「頼りにしてるからね!」


「変身!!」


ブレスレットを回転させる。


 鎧が飛び出し、装着される。1つ1つの金属が重なり合い鎧は形成され、綺麗な空色をしていてダイヤモンドみたいに輝いている。


「良し! 準備は出来たみたいだね!」


ミラは首をポキポキ鳴らしている、やる気マンマンだ。


「まずはお試し!」


ミラは俺に手を向けて稲妻を放った


「すぐに、右に倒れこんでください」

胸の光からナービの声がする。


 指示通りに右に不恰好な形で顔から倒れる。


 あぁ良かった、鎧着てて。


「うまく避けたね!次行くよ!」


 ミラは火球を5つ作り出し俺に放った。


 火球は空気を揺らし、火の粉を撒き散らしながらこっちに飛んでくる。


「左右左左右!」


「そんなゲームのコマンドみたいに言われても無理だって! アチチチチ!」


 3つは何とか避けたが態勢が崩れた所に間髪入れずに2つの火球が迫る。


「これは貰った!!」

 ミラは嬉しそうにそう叫ぶ、サイコパスかこいつは



「しょうがない! 1%です。 竜の力1%解放します。 気を確かに持ってください、力に飲み込まれます」


 その瞬間俺の中に熱い液体が回っていくのを感じた。


 どんどん体が熱くなる苦しい、呼吸をしないと、この火の球邪魔だ! 火球を腕で振り払う。


 色が赤くなった右腕は簡単に火の球をかき消した、すごいなこれが竜の力!


 右腕から鎧の手の部分を突き破り爪が伸びている。


 鎧の色も赤く変化した。だが気分がどんどん悪くなっていく、ミラの魔法は全て腕で殴り消している。


 体を思う通りに動かせない。


「心を落ち着かせてください! やはりまだ竜の力を使うのは早かった」


 俺の意思とは反して体はミラに襲いかかる。


「ミラ! 避けて!」


 ミラは呆気に取られて身動きが取れない。


 鋭い竜の爪が今にもミラを引き裂こうと迫る。


「クソ! 止まれ! 止まれ! ミラーー!」


「カキーン!!」

 刀を持った男が爪を弾きミラを守る。


「助けるのが遅れてすまんな、そこの物陰から状況を見ていていた」


 その男は肌が褐色でどこか大人びた雰囲気を持っていた。


 ハーフなのか?


 俺の体は止まらず刀の男に爪を振り下ろした。


「君は自分の力をコントロール出来てないみたいだね、まずは落ち着くんだ、心を火だと思って段々と小さくしていくイメージで」


 俺は少しずつ、落ち着きを取り戻していった。ミラの俺を怖がる顔が見える、そんなつもりじゃなかったんだ、本当はミラの役に少しでも立とうと思ったんだ。


 お願いだそんな顔はしないでくれ。


「竜化解除します」


 プツン! 俺は意識がテレビの電源が切られたように飛んだ。




これで主要な登場人物3人が揃いました!

これからもっと面白くなります。

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