表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/69

第4話ミラ!

4話目です!!前書き書く事なくなってきた!

 うーーん…………どこだここ? 確か川に居たはずなんだけど、下はふかふかのベッドだ、誰かが助けてくれたのかな?


 それにしても全身が痛いまだ電撃のショックが残っているんだろうか。


 体をゆっくりと起こすと目の前に窓が見える、外には木々が立っている。


 ここは昨日の森の中なのかな。


「ナービ〜〜ここはどこ?」


「リュウおはようございます。今朝は目覚めが良かったようでなによりです」


 嫌味かこいつ。


「昨日あなたが電撃で倒れている所を私達が覗き見た赤髪の女性が助けてくれたのです。 まあ電撃を放ったのもこの女性なんですけどね」


「え!? 昨日の子がやったの??」


「早とちりはしないでください、敵ではありませんよ。 あなたが女性に担がれて運ばれている時に、あなたの世界で言うがーるずとーくに勤しんで情報収集をしました。 最初は鎧なので引かれましたが、そこは私の喋りのテクで難なく喋らせました。 彼女の名前はミラで、この村の村長の娘です。 そしてここはそのマルタ村の外れにある小さな小屋です。」



  がーるずとーくってあんたナビでしょうが。



「さて、話は戻ります。ミラはいきなり現れたあなたに裸を見られ逃げろと言われて裸ですし最初は逃げました。 ですが思えばあなたも危険人物戻ってまとめて捕まえようとまではいきませんが気になって服を着てから急いで戻ったのです。 戻ればあなたは狐と密着していて魔法を撃とうにも撃ちづらい、彼女はまとめやっちゃえと思い魔法を放ったそうです」


「いきなり現れた鎧ってナービが後悔するとか言ったんじゃないか!」


「まぁまぁ落ち着いて、とにかく今は彼女を待ちましょう。時間もあるし何か聞きたい事とかありますか?」


「わかったよ、聞きたい事? ありすぎるから何から聞けばいいか分からないな、とりあえずこの世界仕組み? ここの全体的な場所とかそういう事が聞きたいかな」


「わかりましたでは説明しましょう。 この世界はアークと呼ばれています。 そして今私達がいる大陸がクレインです。 そしてここはその中のレグルスという国の田舎のマルタ村という所です。 他の国もありますが1度の説明であなたは理解出来ないと思うのでしません。」



 ナービちょくちょくバカにしてくるよな、でも正直わからないから助かります。



「そろそろミラが来る頃でしょう、彼女への礼儀を忘れずにただでさえ疑われてるんですからね。 くれぐれも挙動不審にならないでくださいよ? また電撃でビリビリされちゃいますよ。 人見知りだから礼儀知らずは理由にならないので頑張ってください」


「そんな俺コミュ障みたいに思われてたの? 実際臆病だと思うけど普通に喋れるよ、それはあんな狐と普通の人間が戦えないのは当たり前だと思うし、俺は無謀な事して死ぬのは嫌なわけで」


「はいはい、うざいうざい、昨日あなたは良くやりました。そこだけは褒めてあげますよ、これからもよろしくお願いします」


「そこだけかよ、まあ、うん、こちらこそよろしく」



  小屋のドアが開く



「おーー起きたか、おはよう! 私はミラ! よろしく!」



 ミラはニコニコしながら俺の前に手を差し出した。



 おそるおそる手を握り握手をする。 ミラはニヤっと笑うと握力を一気に強め、俺の手はクシャと潰される。



「痛い痛い痛い!」



 手を無理矢理振りほどく



「何すんだよ!」



「いやあ悪いねつい癖で君リュウでしょ? 昨日ナービから話しは聞いているよ、これは私の裸代って事で」



 は、裸代! そう言われたら俺は何にも言えないじゃないからどうやらナービの言う通り、ビリビリされる可能性はすごく高いみたいだ。



「裸の事は本当に申し訳ない! でも決して怪しい者ではありません」


「良いよタメ口で、同い年みたいだし、この村若い人達が全然居ないから友達が欲しかったの!」



 そういうとミラは豪快に椅子に腰掛けるとブドウみたいな果物を房ごと持って食べている。



「これいる?」



 ミラはブドウみたいな紫色色の果物を差し出す



「じゃあ1つ貰おうかな」



 手に取り皮を剥いて口に放り込む。



「男なんだから、皮ごといきなよ皮ごと!」


「嫌だよ、皮と一緒に食べると少し苦いじゃん、それでこの小屋に連れてきてくれて助かったんだけど、これからしばらくここに置いてくれないかな?」


「あーーそれはね元々そのつもりだったんだけど、ただでは無理だよ」



 ミラは種を窓の外に吐き出しながらごもごもとした声で喋っている。



「昨日の狐見たでしょ、ここ最近村の近くでの目撃例がものすごく増えてるんだよね。 そこでリュウには私と一緒に狐の親玉を倒すのを手伝って欲しいの」


「あんなデカイ狐のさらに上が居るって事? 無理無理死ぬよそんなの」


「大丈夫だよ付いて来てくれるだけで良いから私1人でも大丈夫なんだけど、お母さんとお父さんが1人では絶対行かせないってずっと言っててさ、あなたを助けた恩もあるしお願い! 来なかったら村のみんなに私の裸覗いたって言いふらす!」


「もうそれは強制だね! ナービ良いよね?」


「はい、このお願いを断ると村から閉め出される可能性が大きいので断れないかと思います」



 そうだよな、まだ不審者って立ち位置だし。



「そう言う事なんで手伝わせて貰うよ」


「やったね!じゃあ明日またあの川に来て! 狐を探すついでに訓練でもしよ!」



 ミラはドアを勢いよく開けて出て行く



「あ!忘れてた! この小屋は好きに使って良いからね! ご飯とか必要な物は後で村のアックスさんの所に行って色々聞いてね。 じゃあ! また明日!」



 ああ疲れた、動物みたいに元気があって危ない子だったな。



「そうですね、明るく元気が良く、私はああいう女性は好きですよ。 あなたとは対照的ですが」


「そうだね性格は合わなそうだ」


「いや、対照的だからこそ案外合ったりしますよ? とにかくアックスさんという人の所へ早速向かいましょう」


「道は分かるの?」


「当たり前です、昨日のうちにミラから村の大体の位置は聞きました」


「さすがだね」



 ミラが飛び出した勢いで外れかかっているドアに手を掛けた。







たのんしで読んでくれたら嬉しいです!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ