第27話激闘
久しぶりの投稿です。遅れてすみません。これからは1本投稿になるので安定して投稿ができると思います。
青空の塔内に金属が壁に当たり反響した音が鳴り響いた。
「これでわかったろ、俺のコインの速さにお前は反応出来ない、次は眉間に穴を開ける。 嫌なら立ち去れ最後のチャンスだ」
「嫌だ。 この隊は腐ってる! あんたが偉い立場なら見て見ぬふりをするな! それが出来ないなら私がまとめる。 最後のチャンスだ、選びな!」
腕を上げて戦闘態勢に入る。 最初にやる事はもちろん決まってる。
「そうか、残念だ。 半殺しにしてそこら辺に捨てるとす」
そう、不意打ちだ。 カイザーがカッコつけて喋っている途中に殴りかかる。
「さすがにもう当たるわけがないだろう」
拳を避けられ、勢いのまま置いてあった樽に突っ込んだ。
「無様だな、お前にはお似合いだよ」
「くたばれ!」
樽の木片をカイザーに投げつけたが、簡単にコインで木片を破壊されてしまう。 どうにかして近づかないと勝機がない。 その時割った樽の中に良いものが入ってるのを見つけた。
多分今の私はものすごく悪い顔をしてると思う。
「今度こそくたばれ!」
そう叫びながら樽の中のイカリが先に付いたチェーンをカイザーに投げつける。
「だから当たらないっっん!!」
カイザーは今度はチェーンをスレスレで避けたがその避け方じゃ私の勝ちだ。
「気づくのが遅いよ、チェーンは私が操ってる」
チェーンを拳に巻きつけ魔力で操って、チェーンをカイザーの体に巻きつけて動きを封じた。
「潰れて」
チェーンを操作し、床に何度もにカイザーを叩きつけ床に人型の穴が空いた所で手を止めた。
「これで終わりね」
その時カイザーの体が一瞬で眩い光に包まれる。 急いで目をつぶったが、光をモロに目に受けてしまい目が一時的だろうけど見えなくなったしまった。
「祝福は使いたくなかったんだけどな、これが俺の神の祝福、愛されるべき贅沢・アーロゲント。 お前はもう俺を視認出来ない」
クソ! 目が回復しない、どうにかしてカイザーの位置を掴まないと。 そうか、カイザーの魔力だけを見れば良いんだ。
魔力を目に集めるとおぼろげだがカイザーの輪郭が見えるくらいにはなったが輪郭が見えるようになった頃にはもう遅く、蹴られたのか鋭い痛みが腹に走った。
衝撃で体が後方に吹き飛ばされた。 とっさに背中に魔力を回し少しでもダメージが軽くなるよにしようとした。
だけど壁にはぶつからず誰かの優しい手が私の肩に置かれた
「ここからは私が変わる。ミラは休んで」
私の事を見守るような暖かい声が聞こえた。 多分コルサだ。
「コルサなの? カイザーは強いよ、コルサ1人じゃ無理だよ」
「大丈夫、今のミラより私は強いと思うから」
「待ってよ!」
私は強くどこにいるかも分からないコルサを呼び止めたが、返事は返って来なかった。
活動報告も書いたので読んでください!今後の活動の事とか書きました!




