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及第点

少し取ろうと思った休みがだいぶ長くなってしまいました。 申し訳ありません。 これからもっともっと頑張っていくのでよろしくお願いします。

第24話及第点


「やあ気がついたかい? ここは影の隊の寮だよ」



 ホルン隊長の声で目が覚める。俺は飛び起き辺りを見回すがキャロラインさんの姿はない。



「ホルンさん! キャロラインさんは無事なんですか!」



「もちろん無事だよ。君の頑張りのおかげでね。初任務は成功と言って良いだろう!」


「あの時ホルン隊長が手伝ってくれたら捕まえられたかも知れませんね」



 俺は盗賊団を捕まえられなかった苛立ちからホルン隊長に当たってしまう。



「無理無理! あれ多分アビス盗賊団のボスだからね。俺含めて後3人は隊長格が居ないと無理だろな」


「そうですか。すみません、意味もないのにホルンさんに当たってしまって」


「全然良いよ。まず君は新入りだしそんなに焦らなくて良い。最初の成果にしては良くやったよ」


「ありがとうございます」


「今日はゆっくり休んでくれ。明日からまた今日の戦闘の課題を訓練していくから」



 そう言うとホルンさんは部屋から出て行った。



 落ち込んでいるからなのか天井の染みが泣いている顔に見える。


 俺は掛け布団を頭まで被り2人の事を考えた。


 あの2人は上手くやってるかな。



◆◆◆◆◆◆◆◆



「やってきました! 青空の隊にこのミラが! どれどれ塔はどこだ!」


 駅から降り辺りを見回して、海岸近くに大きな建物があったから多分あっちだよね。とりあえず塔の方に向かおうかな。


 しばらく塔に向かって海岸沿いを歩いていると、なんたが人だかりが出来ていた。


 なにしてんのかな? 人と人との間から身を乗り出して見てみると、そこには綺麗な緑色の蛇の髪をした女の子(メデューサかな?)が男たちに囲まれていた。


「その子から離れなさい!」


 私は居ても立っても入れず輪の中に飛び出した。


「誰だお前は!」


「名は覚えなくて良いよ、お前らみたいな下衆に名乗る名は無い!」


「貴様、俺らが青空の隊の隊員だと知っての狼藉か!」


「え?! 今なんて言いました?」


「いやだから誰だお前って」


「その後だよ!」


「青空の隊員って所?」


「そうだよ。お前らみたいなクズが隊員やってるの?」


「クズだと!? 貴様もこの異種族の新入隊員の様に痛ぶってやろう」


「かかってきなよ、捻り潰してあげる」



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