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聖都への出発

第18話聖都への出発


「見事にやられたよ! 3人共素晴らしかったぞ!」



 マイトはさっきまでの戦闘とは違い毒気が抜けている。俺達を試すために悪役を演じていたんだろうか。



「それで、さっきのはどうやったんだ?」


「俺の鎧の力で相手を弱体化させる事が出来るんですよ!」



 ナービが鎧の力の管理をしているから俺もイマイチわかんないんだよな。 



「ねぇ、ナービ。あれはどういう仕組みなの?」



 変身してナービは鎧全体に広がっているので、こちらが囁くような声で喋っても問題なく聞こえる。ナービもマイトさんに聞こえない声量で返してきた。



「わかりました、説明してあげましょう。あなたの体は現在人と竜が混ざった状態なので普段から竜と人との体のバランスを保たねばいけないんですね。


 そして、竜の魔力の出力は凄まじいので鎧の力で常に魔力を吸収して、魔力の出力値を0に保っているというわけです。  


 そして、当然魔力を扱える人間は竜並みの魔力は持っていないので、マイトさんみたいに魔力が枯渇して全ての能力が落ちる状態になってしまうと言うわけです!」



「そういう事だったのね、よく分かったよ」




「ちなみに竜化ではその出力値をどんどん竜の方に上げていくので、人間の体が持たなくなるというわけです。

 ですので私の方で毎日改良はしていますが、くれぐれも無茶はしないようにしてください」


「わかったよ。俺が無茶するわけないだろ? 勝てなかったらすぐ逃げるさ」


「その言葉はライダーとして相応しくないですがいいでしょう。自分の命を大切にしてください」



 俺はブレスレットを逆に回し変身を解いた。ナービは疲れたのかドラゴンに姿を変えると俺の首から肩に乗っかり欠伸をかいて今にも寝そうになっていた。





「リュウ、もう色々と準備は良いかい?」


「特に準備は無いですけど。どこか行くんですか?」


「そりゃもちろん決まってる! 聖都だ!」


 

 マイトは胸筋を上下に動かして喜びを表現している。改めてすげえ筋肉してんな。




「早くミラとマルーを呼んでくれ! 出発は明日の朝1番だ! 2人には準備はしっかり終わらせてくれと伝えて欲しい」


「わかりました。朝1番ですね!」



 次の日の朝4人で馬車に乗り込み聖都に向かった。

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