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ヤンデレ狗神と高雅の巫女  作者: 冥竜王ツカサ
7/7

短編上映:よい娘のメリークリスマス

ピー、ガガ……ミナサマはじめマシて…… ワタシはここの劇場の映像を管理しておりますイゴールともうしマス


本日ハとっておきの作品ヲ用意しマシタ


ぜひ楽しんでイタダキたく……キッヒッヒ!

ジングルベール ジングルベール 鈴がー鳴るー







白い袋を肩にかけ夜空を駆けるー‥‥‥









やあ、私はサンタさんだよ


見れば分かるだろう? この赤い服、白い袋、誰がどう見たってサンタさんじゃないか


ムムム、でも女の人だからなんか変?失敬な、そーゆー偏見はいけないぞ坊やっ



え?どうしてサンタさんになったかって? はっはっは!決まっているだろー 小さい頃からサンタさんになるのがゆめだったんだ......


私はねぇ小さい頃家の外に出ることは出来なかったんだ


親はほとんど家に帰って来なかったし帰ってきても私を見るなり蹴ったり熱い棒を押し付けてきた


それはそれは地獄だったよぉ?


食べるものは無かったからそこらにあるゴキブリや残飯を食べてたしさっ


そんな中唯一の心の支えがジングルベルって本でね、真っ赤な服を着て白い袋を担いだ髭を生やしたおじさんがクリスマスの夜に夜空を飛び回って子供達にプレゼントを配って回るんだ。


羨ましかったよ、自分のもとにもサンタさんが来ないかなーって思ったよ



そんなことを思っていたある夜、ドアの向こうでガタンガタン音がして目が覚めた


いつもは静かだし、音がするにしても上の喧騒やギシギシ天井が鳴るくらいだったからね




その数分後にガチャリ、ドアが開いたんだ






中から出て来たのは




「サンタさん」だった


白い袋には袋ギュウギュウにものがつめられていた


帽子をかぶり、所々黒かったが真っ赤に染まっている服を着ていた



その人をみて私は一目で気付いた




「「サンタさん」……」



サンタさんは私の声が聞こえるとこちらをチラリとこちらを振り返りそして窓から外へといなくなった


私は憧れれの人物と会えた感動で体が震えた……




どうだい? いい話だろ?



それから私はあの時の感動を世界中の人に伝えようと一生懸命努力した


サンタさんのような真っ赤な服は持ってなかったから家の中に入ってくる野良猫の捕まえてその血を絞って服を染めた


プレゼントは昔自分の食べていたゴキブリやら生ゴミを袋に詰めたよ


子供は食欲旺盛だからねっ


そりは調達出来なかったよ…


まぁしょうがないよね無いなら諦めるしか無いさ


だからまだ昨日クリスマスイブ含めてまだ10何件しか回れてないんだよー……


ん?どうしたんだい?そんなにガタガタ震えて? え?ニュースでやってたキチガイ?……私が……?


私はキチガイじゃないよ?私はキチガイじゃないよ?私はキチガイじゃないよ?


あっそうだ!今日とてもいい事があったんだ、聞いてくれよ



おい、聞けっていってるだろ……




そうガタガタしないでぇ、今日ね、ついに念願のあの人と一緒になれたんだぁ


……ああ彼の事を紹介してなかってねまあいいや後で紹介してあげる



彼とあったのはね、今から1年前くらいだったかな?



プレゼント配りのシュミレーションのために屋根を飛んでたらね、1軒の家が私の目に飛び込んできた


赤い帽子を被った男性が小さい男の子と一緒にクリスマスツリーの飾り付けをしてたんだ



とてもきらびやかで絵本のような光景だった


何より目を引いたのは彼の笑顔だった


彼の笑顔を見ると心が温かくなる


そう思うと同時に彼をどうしても欲しくなったんだ



どうしても、ね





だから私は計画を立てた




まずは彼を見張る事にした



毎晩屋根の上で彼を眺めていたよ



色んな「彼」が見れたよ


子供と遊んでいる彼 、美味しそうにご飯を食べる彼、ソファに座ってくつろぐ彼、そして……




女と嬉しそうに話している彼……




あそこに私の居場所はない……ならどうすればいい?……





……なら作ればいいじゃないか





それを実行したXデイが今日さ……



まずはあの女を始末する事にした


彼が帰ってくるのは8時ごろだ


それまであの女はソファでうたた寝をしていることを知っている


私はそこを狙う事にしたんだ


窓から侵入してあいつのいるソファに近付く



あいつは心地よい寝息をたてながら寝ていた



その顔を見ると殺意が湧きあがってきたよ まっ元から殺すつもりだったんだけどさっ



殺し方はもう決めてある



あいつの気色悪い顔を持ってきた斧でグチャグチャに潰した


悲鳴をあげることなくあの女はくたばったよ♪


顔が潰れたトマトみたいで美味しそうだったから少し食べちゃった


結果…不味かった……やっぱりあの女が美味しいはずなかったんだ


女を暖炉に放り込んだ後私は隣の部屋へと向かう


そこでは赤ん坊がお布団で寝息を立てていた


私は子どもが好きだからあまりころしたくないなー


……そうだっ、これを「プレゼント」にすればいいんじゃないかな


そう考えた私はこれを袋に放り込んだ


中でガキが暴れたから何発か蹴りを入れてやった。


そしたら動かなくなったよ。やっぱり弱いなー、最近の子は


後は彼を待つだけだ


料理はあの女の腹の中のもので作ったケーキとスープ


絵本に描いてあったみたいに飾り付けてみた


君にもみてもらいたかったんだけどなぁ……私の最高傑作……





ガチャリ


玄関が開く音がした






彼が帰って来たんだ






私はソファに座り彼の帰りを待つ






彼が居間に入って来た



彼はピタッと止まるとガチガチになりながら私の方を見る






もう、本当に彼は恥ずかしがり屋さんなんだから


フフフ


私は彼に近づくと彼の頭を思い切り殴った









……どうだい?これが私の聖なる夜の話さ


あれ、失禁してる? はぁ、これだからガキは嫌いなんだよ……クズが




……まぁいいや、ちょうどお腹が空いてたしこいつを夕食にしようかなー



ふふふ、ずっと袋の中でごめんなさい


そろそろ手足を切った痛みも引いて来たんじゃないかしら




心配しないで今日にご飯は美味しい美味しいケーキだよ







大好きよ






あ・な・た♡








「……今朝6時ごろに夫婦と思われる惨殺死体が発見されました。妻と思われしきひとは内臓をぶちまけられ死亡。夫と思われしきひとは手足のみのはっけんとなっております警察はこれを恨みのこもった猟奇的殺人として調査、また近くで起こった少年誘拐事件とも照らし合わせて調査しております……」













短編上映では歪みきった狂気の愛を書いていきたいと思います!


でも周りにそー言ったひとがいないからアイディアが思いつかないっす……


今回のキャラは支離滅裂系にしてみました


実際にこういうひとがいるとめんどくさそうですよね……

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