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悲しみを乗り越えて

作者: 潮崎レオル

いつも、良くしてくれた人。

本当に、優しい人だった。

ずっと、傍に居るみたいだった。


これが、ずっと、続くものだと思っていた。


けれど、甘かった。


その人は、突如、気づかないうちに。

消えた。


信じたくなんて、ない。

絶対に、何かの間違いなんだ。

そう思って、探して、探して、探した。

けれど。


ない、ない、ない。

名前が、ない。


嘘だ。そう、信じたかった。

けれど、本当のことだった。


胸が、痛む。

涙が、溢れ出てきた。


嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ。

泣きに泣いて、泣きまくった。


でも、真実だ。


だから。

いつまでも、泣いているわけには、いかない。

繋がなければ。


泣いていては、駄目だ。

涙を、堪える。


悲しいことだけれど。

僕の道は、まだ、途絶えてなんかいない。


この悲しみを乗り越えて、まだ、僕は。

歩いて行かなければならない。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 読ませて頂きました(^^) レビューにも書かせて頂いていることになりますが、悲しみについて短く深く分かりやすく描かれている素晴らしい作品だなと思いました♪
2016/08/26 08:00 退会済み
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