異世界なら浮気にカウントされないのか?
キジムまでは10日も掛かる。
旅を楽しみたいが、とまるを騙しておじぃを捨てて帰る旅だ。気分は最悪だな
「とまる、いい子にしてろよ」
とまるが見送りに来ていた。
「おじぃはフィーさんに迷惑掛けちゃ駄目だよ?」
いつの間にかフィーと仲良くなっていたらしい
「とまるちゃん、うしおさんは私が連れて帰るから心配しないでね?」
おじぃは幸せ物だな
「にぃにぃ、約束だよ」
「分かってる、大人しく城にいてくれ」
「おじぃ、ギュってして」
「はいはい」
おじぃはいつもと一緒だった
馬車で向かうが一度ウィルス領に戻る
その方が近いらしい
「おじぃ、国王とは話したの?」
「ああ、馬鹿息子が余計な事してすまんとさ。」
「そっか、なら大丈夫だな」
道中、盗賊が出るわけもなくこれといったハプニングは皆無だ。
旅ってこんなもんだよな。
「そういやおじぃ、キジムってキジム語だよな?」
「もう覚えたぞ、フィーが両方教えてくれたし」
チートかよ。
「通訳よろしく」
2日後ウィルスの街に到着した
ラルさんに一応挨拶しなきゃな
「お帰り、お城はどうでした?」
「とまるを置いて来た」
「たつおに何かあったらあんたにお願いしてもいいか?」
城での事を一通り説明した。
「とまるさん一人ならなんとでもなる、任せてくれ。」
「すまんな」
「私達にも責任は有るからね」
一泊してからの出発、ノッポとはここでお別れだ
「グラスさん、色々ありがとうございました。」
「あれも仕事の内さ、今度帰って来た時は有料だな」
「じゃあまた会いましょう」
おじぃがノッポに耳打ちした
おじぃはいやらしい顔をしている
なにか企んでる顔だ、また録でもない事だろう
「任せたぞ」と最後に聞こえた。
キジムへと馬車に揺られていた
「キジムってどんな所?」
フィーに聞いてみた
「そうですね、治安は王国よりも良いと思います。
基本的にキジム神に背く事はしませんし」
「ずいぶんと慕われてんだな、キジム神」
「キジム神は御神木の守り神なんです。」
「?じゃあ、神木が一番偉いのか?」
「どちらが偉いなんて事は無いです、持ちつ持たれつな関係ですね。ただ御神木が無ければ皆飢えてしまいますから」
だから枯れると不味いって事か
おじぃならこれは断らないはずだ
「フィーはどうしておじぃを?」
聞いておきたかった。
「理由が要りますか?」
笑顔でそう言われた。
そういえばこう言う人だったな。




