第8話 で?どうしたのかな?…未冠ちゃん
すいません、あけました<m(__)m>
今回は特に理由はありません!すいません!!<m(__)m>
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できるだけないように心掛けます。…でも心がけるだけ^^
保健室に無理やり強制的にイヤイヤぶつぶつ文句を言いながら連れてかれたあたしは生徒会長という座についている帝王様に降ろせと命令―――――降ろしてくださいお願いします羞恥で死にますと必死にお願い―――――して一人でコンコンと中に入った。
「し、ししししししし、ししし、し失礼しますっ。」
中に入ると緑のちょっと縁の細いメガネをかけたぼさぼさ頭の白衣を着たいわゆる保険の先生がいたのだ。…こいつ、攻略対象。ルート精神崩壊エンド。好感度マックスの時保健室に来ると睡眠薬で眠らされてそのまま―――あぁぁああヒロイン目を覚ませええええ!!って状況に落ちいる。…そして、そいつと楽しそうにお話していた女の子。桃色の髪の毛に桃色のくりいぃぃっくりの瞳。………ヒロインだ。桃川芽衣子。何故ここに!!?しかもまだプロローグの一週間前だ。ここらへんからくるってる気がするのだ。そうだね、うん。何せ、あたしがヒロインの座取っちゃったから!!不本意で!だから安心してね、ヒロインちゃん!あたしはいつでも君の味方だよ……(遠い目)
っていうかなんでこのぼさぼさここにいるの。いつもはこのぼさぼさは保健室にはいないのに!!
メガネに隠れた目はメガネと同じ色でぼさぼさな頭も緑。といってもちょっと薄いけどね。怖いなおい。
このぼさぼさの名前は緑真秀歌というのだ。なぜこのゲームは女の子のような名前が多いのか不思議なのだが。なのだが。そしてこいつ……吸血鬼さんだ。吸血鬼といえばあれだよね、首から血をジュースみたいにチュルーって飲む人外さんだよね。でもこの人外さん首からじゃなくてもどこからでも飲める。そう、口からでも―――。
「…高瀬さんー…だったっけぇ?どしたの?保健室嫌いなのにぃ~?」
そこの奥さん、聞いて聞いてっ!!
こいつ猫かぶってやがる。
いつもこの人「高瀬さーん。どこが痛いの、見せてー」ぐらいのぐだぐだなのになんで語尾がこんな星ついてそうなほど上がってるんだ。怖い。
「高瀬さんっていうの?初めまして、芽衣子ですっ!!」
うん。初めまして。ヒロイン様ですね、はい。いつもいつもうちの変態がお世話になっています。あの変態ってばあなた様のヒロインの座を奪いやがりまして、はい。あたしに押し付けやがったんですよ。でも安心してくださいましっ、あたしがバッチリあなたに返します!
「…高瀬さん?返事してよぉ~」
「高瀬さん?生きてる?」
はい、生きてます。でも今ビックリし過ぎて動けません。
「たーかーせーさーんー。ほらほら、おいでよー♪」
ぐいぐいと腕を引っ張られてあたしは緑真先生…先生かな。先生って呼んでいいのか。めんどくさいからぼさぼさって呼ぶ。ぼさぼさの前に座らされたあたし。
「どこが悪いのぉ?喋ってくれなきゃぁ、わかんにゃいなぁ~☆」
「大丈夫?」
「………」
「…ねね。」
「…………」
「芽衣子ちゃん、ちょっと待っててね~」
「はい!」
おいおい、なんでもうすでに親しいんだよ、君たち!!いや、君たちが無事にくっついてくれるというならいいよ。いいけど、あたしはヒロインが心配です。精神崩壊エンドなんかの危険人物に君を任せておけないよ!!ヒロイン、君にはいい未来が待っている。
現実逃避しているうちにあたしはまたぼさぼさにぐいぐいと腕を引かれて横になれる場所に連れて行かれた。シャッとカーテンを閉めるとぼさぼさはあたしと一緒にベッドの上に座った。ぼさぼさがあぐらをかいてあたしを上に乗っけている状態。向かい合って。…え、まさかこいつも……?
「で?どうしたのかな?…未冠ちゃん」
かすれた囁き声で耳元でささやかれてあたしは耳が弱いうえにそういう声に弱いため、
「んぎゃあああああああああああああああああああああああああ――――――――――――――――――――――――――――!!!」
悲鳴を上げた。
なんでもうすでにここの人たちから好意を持たれているのかはあれですよ。
主人公修正
というやつですよ!←
多分。