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第4話 死んでください

またまたDSからの投稿!

はい、前回説明したとおりあたしはちゃんと寝ました。寝たんです。ちゃんとぐーすか寝ました。

なのになんで


目の前が草原なんですかー!!


目の前に花が咲き乱れてます。天国か、天国なのか。え、あたし死んだ!!?えええええ…寝ただけだよ!!




『そんなわけないで・しょ☆まったくもー、未冠ちゃんってばおバカさん☆』


「死んでください」


『えぇっ!?」


目の前に現れた金髪で金色というか黄金というか…多分黄金の目をした可愛いショタっ子が現れたのだ。あたしよりカワイイ。カワイイのは認めるけどね、うん。なんで、あたりに星が浮いてるのかな…?そんなキラッミされても困る。冷たい?ふふふ、あたしをこんなアホみたいな世界に送り込んだショタっ子が悪い。自業自得だ!


「なんでこんなアホみたいなおっそろしいゲームに送り込んだなんでこんなヒロインの座とかいらねえし今すぐ返すヒロインに返すあたしはヒロインと攻略キャラがいちゃいちゃしてるのを見たいだけだし何余計なことしちゃってくれてるんですかあああああ!!?」


だんだんだんだんだんだんだんとあたしは目の前の無駄にカワイイくそバカに歩み寄った。間違えました。無駄にカワイイショタっ子様を押し倒して馬乗りになり、襟をつかんだ。最初と全く違うといわれても仕方ない。最初はものすごくかわゆく言ってあげたんだよ。ちょっと怒ってるよ、あたし。ちょっとじゃないかもしれないけどね♪


『そっ、そんな馬乗りになったら…興奮しちゃうよ』


顔を赤らめてそういうショタ神様を見てあたしは急いで逃げた。興奮って何!?なんで顏赤いの!?こわっっっっっっっっ!!あ、変態さんなの?


『そう、僕ってば変態さんなの!ちなみに未冠たんみたいなこは超タイプ♡』

「いぎゃあああああああああ変態いいいいい!!」


そういってあたしは目をつぶりながら目の前の変態でショタで神様なバカをひっぱたいた。












ぱちっと目を開けると、そこにはいつもの見慣れた天井。あ、夢か。…うん、夢じゃないと困る。

あのキモチワルイ変態は一体… 

考えると携帯電話がぺっぺけぺっぺっぺーん♪というあの趣味悪い着メロ。


「ひぃぃっ」


パチッと開くと中には変態からのメールが…。件名、『いきなりひっぱたたかないでよー』


僕だって、一応痛みはあるんだよ?あと、Mじゃないからたたかれても嬉しくないよ!


むしろ、たたいて喜んでるほうかな…?


あ、そうそうっ。一週間後にプロローグが始まるよっ。


覚悟しておきなよ、ミカちゃん?





「………ひぃぃぃいいぃぃいっっっ」


あたしはもう一度布団をかぶった。しかしお母さんの「ミカちゃーん起きなさーい!学校行かないと、遅刻するわよー!」という声で無理やり起きた。いや、しかし。今の学校は、もうすでに虹夢学園なのだ。これは、あれだよね。プロローグの準備できっと狂ってるよね。転校生が無駄に多いとか。うわぁ、ありそうでいやだわ。しかし、そんなことを考えているうちに時間というものは過ぎていくものである。


「……未冠っ!!!いい加減にしなさいっ!遅刻するわよ!!」


お母さんの素晴らしい怒りを含んだ声で飛び起きた。急いで準備し、朝ごはんを食べ、いってきまーすと家を出た。ジャスト、10分だった。あたしすごいっ!とか思いながらも圭汰の家に向かうと圭汰は不機嫌だった。


「圭ー、いこーよー」

「うん、今いく。……じゃ、行こうか」

「あれ?圭、お母さんは?」

「……お母さん?ダレソレ?」


あぁ、ケンカ中なのね。だって、圭汰無駄にかっこいい笑顔で無言の圧力をかけてくるんだから。ハハハ、もうあたし聞かない。お母さんは?って聞かない。まだ死にたくないもの。じゃあ、学校に行こうか!あの、ヒロインフラグがビンビン立っているであろう学校に…。

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