第3話 なんと、ヒロインの座につけることになりました!
まさかのDSからの投稿!
読みたくない。読みたくないがこれは読まなければ家に帰ると増えているとかっていうパターンだろう。
だから、こっそりひっそりこそこそひそひそ読んでみようと思う。不本意だけど。
こんにちは!いきなりだけど、僕神様だよ!
えっとね、この手紙は実は結構前から君に引っ付いて…間違えた、くっついてたんだけどね、ノウェール・ベル・サーカス・オースカーリール・ジンファインド・ロインドのせいで…あ、僕以外の神様ね。
略してロイのせいで記憶を取り戻さないと発見できないようになってて…ごめんちゃい☆
きっと今頃君は「うわ、厄介事だわー」とか思ってるのかな!!
でも君はわき役だから安心してね!
…って、言ってあげたかったんだけど…これまたロイのせいで未冠ちゃん、君はなんと!!
なんとなんとなんとなんとなn…げほっげほっげほっ。
ヒロインの座に、つけるようになりました!!
この時点で、あたしはこの手紙を破り捨てた。
ヒロインの座?そんなものいらないわ!あたしがほしいのはヒロインと攻略キャラがいちゃいちゃしてるところだけだ!
と、いうことを圭汰と穂帥先輩の前で豪語してしまった。反応?ハハハ、病院に行く?って聞かれたよ!!
そんなあんな白くているだけで具合が悪くなるとこになんて行きたくもないわ!!
「ミ、ミカちゃん?」
「あ、圭…もう、かえる、ね…。」
こんな危険な奴の近くにはいられん。
「ぇ、あ、送ってくよ?」
「だだだだだだだだだだ大丈夫!! じゃ、じゃあね!」
かなあああああり不審だとは思うし翌日めっちゃくちゃ問い詰められると思うけど、今はとりあえず、家に帰って布団でぶるぶるしていたいのだ!!と、いうことで。
くっそ走ってもはや漫画のように走ってなんと2分で到着したあたしはさっそく家に入り自分の部屋に入って布団でぶるぶるしていた。
そしてまた、カサカサという音。
……デジャヴ!!
こんなデジャヴは望んでいなあああああああああああああああああい!!!
いや、でもよく考えればここは家だ。そう、ほかにもカサカサいうものはある。たとえばGとかGとかあGとか。あとGとか。うん、よし、こっそりポケットを…こっそり…。
いぎゃああああああああああああああ!!
変な紙いいいいいいいいいいいいい!!!
そしてまたあたしはそれを破り捨て窓にぺーい!と捨てた。
だがそれは、風に乗って戻ってきた。ビリビリなままで。
それはファンタジーな光を出して元通りのツルッツルな紙に戻り、1枚だったのが2枚に増えた。それを見たあたしはひぃぃぃぃっと情けない声を出すと恐る恐る紙をつまむ。そして続きを読んでみた。そう、読んでしまった。
んもぅ!破り捨てちゃだめだよ!
もう、破り捨てられないように今度からケータイに送るね!!
そうそう、本物のヒロインはあとからくるけどただのバカになってるから!
攻略キャラの攻略の仕方なんて、前世でやりこんだ未冠ちゃんにはわかるよね!!
頑張って、攻略してねー!
じゃあね☆
♪可愛い神様より♪
この文章でわかったことは3つだ。
1個目、神様はかなりのナルシスト。
2個目、ヒロインをただのバカにするとは、結構な権力者。
3個目、この神様は、あたしの前世を知っている。
ということ。ただのバカではないらしい。
ペッペケペッペッペーン♪ペッペケペッペッペーン♪
不思議な着メロが携帯から流れた。あたしの着メロはこんな悪趣味じゃなあああい!
携帯を開いてみると件名は『いきなりだけどまたまた神様だあよ!』で中身を見ると
僕からのメールは現状報告か緊急事態!!の時しか使わないよ!
って言いたいんだけどー、ロイがちゃんとやれー!ってうるさいからーぁ、ちょくちょくメールするねっ!
あとはなーし!じゃあねえー!
…はぁ……。そうですかー…。もう、とりあえず寝る。寝てやる。




