?話 風雅・火雅視点 俺を奪って逃げようとしたんだから。
ご、ごごごごごご、ごごごめんなさい!!!
やっぱりスランプ!!
そーりー!!あいむそーりー!!
さっき図書館で見つけた女は俺が本当に寝たと思ってルンルンスキップしながらまた学校の方に向かった。…本当にあんな早く寝れるわけないだろう。まさかあの女アホなのか?風雅とかぼさぼさ頭が何か言っていたから俺の場所に連れてきたものの…ほかの女とは違って媚を売らないだけで何の変哲もないじゃないか、なあ風雅?
『未冠ちゃんはいい子だと思うよ?』
あ?みかん…ちゃん?……メイコじゃなくてか?
『メイコ?…。まあ、そういうことにしとこうかな。』
? どういうことだ?
『ま、火雅には関係ないと思うから気にしないでいいよ。…気にしだすと面倒だし。』
今なんか言ったか?後ろの方ボソボソ喋って聞こえなかったんだが…。
『んーん。なんでもない。ところでさっきの子気になるの?』
…いや、別に。どうせあいつCカップだろ?俺はEカップ以上の女にしか興味はねェ。
『…あっそ。』
俺は横になっていた体を起こし手を後ろにつけ上を見上げた。青い空に白い雲が何個か浮かんでいる。…なあ、風雅。あの女…桃川芽衣子って言ってたんだ。どこのクラス知ってるか?
『やぁっぱ気になるんだぁ~♪』
別にそんなんじゃねェよ。…ただ……あの女、何か変だ。
『変?……。まあ…確かにちょっと変人だけど…』
いや、そうじゃない。多分…過去に何かあった類の変だ。たとえば…風雅、お前のような過去があるかもしんないぜ。
『……どういうこと?』
俺は立ち上がり服をぱんぱんとたたくと学校に向かった。学校についた俺は屋上に続く階段をのぼり始める。
多分、あいつは過去に誘拐されたな。金目的で誘拐されてそのトラウマかなんかがあるんじゃないか?目の…目の底が曇ってる。
『…そっか。火雅が言うならそうかもしれないね…。…ところで僕の体返してくれない?』
「いやだ。まだ俺は楽しみたいし。」
『…火雅?』
…わかったよ…。俺は目を閉じた。ほい、風雅。やるよ。でも今度貸してくれるときは3時間は貸せよ?
自分でも髪の色と目の色が変わるのがわかる。
「……わかった。」
そういって俺は風雅と入れ替わった。
どうも、こんにちはー
俺は今、風雅です。ただ今自分のクラス、2年のクラスにいる。2-Aなのだ。…にしても可愛い女の子たちが寄ってきてくれるのは嬉しいけどあんまりうるさいと…ねぇ…?
「ねえねえっ、風雅クン!今度一緒に映画行かない?」
「えーずるいー!あたしもいく!ねえ、あたしといこうよ!」
「はっ!?何言ってんのよ、風雅君はあたしと行くのよ!」
「うるさいのよブス!」
「なんですって!?」
あーもう…うるさいなあ…。一応自分でもたらしだなーとは思うがこういうのはちょっと…はっきり言えばうざい?自分の席に座っている俺はそこでみている男子のみなさんがうらやましいよ。心底うらやましいだろう。なあ、そこにいる男子の皆さん。…今すぐでいいから変わってくれないか?…はぁ…もう、帰ろうかなあー…。
ガラッとドアを開けて入ってきたのはこのクラスの担任、鈴木さん。下の名前?…忘れたかなー。だってどうでもいいし。
「あー…報告がある。今日は6時間しゃなくて5時間になった。緊急職員会議だそうだ。」
へー…じゃあみかんちゃんのクラスもかな?あとでいってみよーっと。
『風雅。くそ会はいいのか?』
くそ会……?…。あぁ、生徒会か。…行かなきゃダメかな…めんどくさいんだけど。
そういいながら俺は教室の外でキャーキャー煩い彼女たちに目を向けニコッと笑う。するとさらにキャーキャー言い出すやつらはただただめんどくさい…だが。サボりたい時こそこの人間たちは使える。…ちょっと火雅に影響されてきた気が…。その中で一番顔がいい奴の目に集中して笑いかける。周りのやつらも反応するが気にしない。その一番顔がいい奴は何を勘違いしたのか(まあするようにしむけたけど)こっちにでれでれしながら寄ってくる。はっきり言ってキモチワルイが顔はいいのでそこまでは嫌悪感は少ない。
「…あの……風雅クン…」
「ん?どうしたの?」
ほら、すぐ顔が赤くなる。どれだけ自意識過剰なかは知らないが俺は君なんかを本気にするわけがないだろう?
「ちょっと…来てくれませんか…?」
彼女は可愛い。可愛いが外見ばかりに気を取られる内面を見ない女だ。そういう人ばっかり。母親だってそうだった。
父さんを置いて、俺を奪って逃げようとしたんだから。
なんか語り始めましたwww
火雅クン、性格悪っ!!
あ、何かリクエストなどあれば言ってください、かける範囲なら…頑張ります…。