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第10話 どっちもあたしに近づくなあああ!!

こんにちは!今日は学校が短かったので早めの投稿です!

春休みだろって?…うちの学校は、あるんですよね…。たまに、こういうの…。

そういえば記念すべき(?)10話目!評価を頂き、感謝してます!


走り去った後に教室にダダダダっと戻ると教室が騒がしかった。何事!近くで見ていた野次馬共に話を聞くと莉楠と圭汰で暴れているそうだ。何をやっているんだね、あのバカどもはああああ!


「圭!莉楠!!何をやってるの!?」

「あ、ミかちゃん」

「ミカっち」


ガラッと入ると机といすがそこらへんにバラバラと転がっていた。ケンカかと思うほど二人で襟をつかんで「あ゛ぁ゛!?やんのかコラァ!」「やってやんよコラァ!」などと不良のような暴言を吐きまくって怖い。怖いよ君たち!不良かっ!!


「「聞いてよ!!」」

「俺が先だ!」

「僕が先だよ!」

「俺!!」

「僕!!」


おい…。順番にね、順番に!


「ケンカしないの!圭から話しなさい!」

「聞いて!!あのね、莉楠がねもうミカちゃんに近づくなっていうんだ!」

「当たり前じゃないか!君のせいでミカっちがいじめにあってるんだ!」

「それはお前も言えないじゃん!!今日のワカメはお前のだよ!!」

「あ゛ぁ゛!?」

「あ゛ぁ゛!?」



「いい加減にしなさい!!どっちも悪い!どっちもあたしに近づくなあああ!!」


いろんな意味の安全確保のために君たちには近づいてほしくない!!近づくなといえば二人は青ざめてあたしに近寄ってくる。え、なんですか。なんでそんなブルブル震えてるの!?寒い?寒いの?あたしまでブルブルしてきたじゃん…!!!


「ど、どうしたんですか……!!」

「「もうケンカしないから怒らないで!」」

「「ボク(オレ)ガワルカッタデス、ゴメンナサイイ」」


2人で同時にぺこりとお辞儀する二人。どっちも謝ってるけどカタコトだよね、これはダメだよね!


「まあ、許してあげなよ、未冠。謝ってるんだからさ?」


そう話しかけてきたのは同じくモブというか一般人というか…もうモブって言っちゃう!同じモブの女の子。結構仲がいいし気も合うからこの子好き!!名前は宮崎抹珂みやざきもか。通称モカちゃん。でもあたしはモカよりココア派なのだ。


「えー。…でも、カタコトだしまだ睨んでるし顔に『やんのかゴラァ!』って書いてるもん。あたし優しいから今日一日近づかなかったら許してあげないこともない!」

「「一日!?」」

「そんな…ミカっちパワーが……。」

「ミカちゃんパワーが充電できないじゃん。そんなことしたら俺たち倒れちゃう!」

「倒れません。」


キーンコーンカーンコーンと4時間目、始まりますよー!のチャイムが鳴った。あたしはこれを4ちゃんと呼んでいる。


「ほら、4ちゃん鳴ったよ。座って座ってー」

「4ちゃん…。」

「さすがミカちゃん……。」


皆が座った瞬間に先生が入ってきた。ちなみにこの先生は美形だけど攻略対象じゃない。名前は白澤陽杜はくさわはると。白が入ってるけどゲームは虹だからつまり7色。もう出ないだろう!…裏じゃなければ。でも美形だし名前に色が入ってるから少し警戒しておこう。


「……高瀬未冠!!」

「はぃいいぃぃっ!!」

「授業サボりやがったな!!?罰として一週間先生のパシリ!」

「ええええええぇぇぇぇえぇ…そんな!あたし、酸素を二酸化炭素に変える運動で忙しいんですけど!!」

「それは忙しいとは言わないだろ。」


クスクスと笑うクラスメイト。モブどもと呼んでやるわ。モブども失礼だぞ!莉楠と圭が心配そうに見てるけど気にしない。ツンツン不良様の穂帥先輩が教室の外から見てるとか知らない。うん、知らない。ちなみになんで蒼水先輩じゃなくて穂帥先輩なのかはこの前蒼水先輩って呼んだら「……穂帥とよべ。」って言われたから呼び捨てはちょっと…。ってことで穂帥先輩。


「授業始めるぞー458ページ開け。」


この学校、教科書が無駄に分厚い。しかも難しい。あたしなんて頑張って頑張って頑張っても学年で20位程度。なかなか10位いないには入れない。でもこのクラス、生徒が80人ぐらいいて教室が広いから結構すごい方らしいけど…莉楠と圭なんていっつも5位以内だよ!!もう、いや…。


「「白澤先生ー!ちょっといいー??」」


そういって入って来たのはさっき保健室にいた双子。レオンとリオン。先生に普通にため口とはなかなかのチャレンジャーですね。ただのバカかもしれないけど。


「なんだ、双子。今授業中だぞ?」

「「高瀬未冠っているー?」」


その言葉にクラス全員があたしを見た。










え、何のフラグですか?

たまに(????)主人公のキャラがぶっ飛んでるような…キノセイカ。

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