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詩、小説などの短編集まとめ

あふれる光の中、君がいた

作者: 紅雨椿葉


とどろく雷鳴の中

一人たたずみ

手を彷徨わせていた

誰か握ってくれる人を探しながら


何万何億いる人間の中から君を見つけた

奇跡のような瞬間

まわりには光あふれて

空を舞っているかのように

君は嬉しそうにこちらへと走ってくる


この目が この耳が

君をいつまでも響かせているといいのに

逃さず憶えていつでも君を見ていたい



叫びだしたい

君がどこにもいない

隣で 僕に笑いかけてくれるその瞳が

見たい 見れない

立ち尽くす針のような雨の中

このまま溶けて流れて

僕もいなくなってしまえばいいのに


行く手をふさぐように拡がる

この雲が風に吹かれて陽がさしたらスタートなんて

待っちゃいられない

駆けていくよ

君の元へ

足踏みしているだけなんて嫌だ


雲の切れ目に向かって

そこから光が差し込む場所の中

必ず君がいる

瞳を輝かせ 永遠に響く歌くちずさみながら


駆けていくよ

君の元へ

見つけたら君に言いたい


逢えてよかった




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― 新着の感想 ―
[一言] 言葉の使い方が綺麗でよかったと思います。 また、「君に逢いたい、君を失いたくない」という思いが美しく表されていてよかったです。 ありがとうございました^^
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