第6話 王家からの招待状
はい、今回少しだけ長めです。
第6話
:場所:ヴァイハイム伯爵家・書斎室:視点:レラシア:
さて、今私は半月後に遠出するで、持っていく社交界で着るドレスや普段着などや遠出にて
持っていきたい日常品など選び、どれくらい旅行用鞄に詰め込もうかと考えているところだ。
いやね、何でそんな事を考えているかと言うと、今から時間を遡ると今日の朝方の時にいつも
のように中庭でロングソードを振るって鍛えていると、私のところに使用人がやって来て、
書斎室でお父様が呼んでいる事を伝えて来たので、私は鍛錬用の服装のまま急いで書斎室に
行ってみると、兄のアドルも呼ばれていたのか、お父様の書斎机の前で姿勢を正して待って
いたので、とりあえず私は何となくその場の雰囲気に沿って、兄のアドルの横に並ぶように
立つと、お父様は一回咳をしたところで。
「アドルとレラシア、今日の朝方に王家から手紙が届いた、内容は今から半月後に次期王位
継承者である第一王子と第二王女の10歳誕生日会が王都の王宮にて開催されると言う内容と
、その誕生日会の招待状が同封されていた」
とお父様は少し疲れた様子でそう伝えて来る。へぇ第一王子の誕生日会かぁ・・・しかも開催
場所はに王都の王宮で開催されるのか。
「そして我がヴァイハイム伯爵家は王国五大貴族家の一角であり王家からの招待状を、無下に
することは大貴族としての権威的にも今の情勢的も好ましくなく、かならず王家の誕生日会に
行かなければないのだが、何せ我が家から王都まで向かうのに馬車で二日ほどかかってしまう
、その為今から急いで王都に在る別荘へと出発するための準備を行わなければならない、その
為道中にて必要な物品や、王都で必要な物品などの用意で私は忙しくなる、その為アドルと
レラシアは王都での生活で必要な物品や衣服などを共に協力して調べ、選び準備するように」
とお父様は外の景色を眺めながらそう言って来る。あぁつまり使用人や執事に頼まずに、自身
で考えて選べと言う事だな・・・とりあえず一言言っておこう。
「えーマジですかお父様、いきなり持っていく物を選べって、一体どうするば」
「ハハハハ、それはアドルと共にで調べて持っていく物を選ぶ事だな、それに自身達で考えず
に他人に依存し続けるのは将来を考えると悪い事だ、何事もまずは行動し経験することだ」
とレラシアは弱音を呟くが、お父様は少し笑った後何事まずは調べて行動することだと言った
ので、その後私は兄のアドルと共に書斎室から出た後、すぐに書庫室に行って王国での社交界
にて必要な服装や物品などなど数回経験があるアドルと共に協力して調べて行き、そして必要
な衣服や物品などが分かったので、一旦部屋に戻って必要な物と個人的に持っていきたい物を
準備しようと言う事となり、そして今現在に至るのである。全く面倒なことになったよ。
「えーと社交界で着るドレスはこれの鞄に入れて、道中で読む絵本やスケッチブックなどは
こっちに入れて、そして普段着と寝間着と鍛錬用の服はまとめでこっちの鞄に入れて、あとは
どうしようか・・・」
とレラシアはぶつぶつと呟きながら、王都に持ち込む服装や物品などを鞄にしまっていると、
扉の方から軽く叩く音が聞こえて来たので、そちらに視線を向けてから。
「はて誰ですか?、部屋に入って来ていいですよ」
とレラシアは一言そう言って扉を軽く叩いている人が部屋に入ることを許可すると伝えると、
少し間が空いてから扉が開き、兄のアドルが部屋に入って来る。何だアドルか。
「おーいレラシア、そっちは持っていく物とか決まって鞄に入れ終えたところか?」
と兄のアドルが部屋を見渡しながらそう聞いて来る。準備が進んで居るか確認に来たのか。
「まぁだいたい必要な衣服や物品は、鞄に入れ終わったところですよ、あとは個人的に持って
いきたい物とかを選んでいるところかな、それで兄様の方はどう?ここに来ていると言う事は
もう衣服や物品などは鞄に入れ終えているとは思うけど」
とレラシアはそう答えた後、様子見に来たアドルに自身は準備できているのかどうかを問いて
みる。
「あぁこっちも似たようなもんかな、まぁ自分はレラシアよりもこういった社交の場には数回
出席しているからね、ある程度必要な物とかは分かってくるし、あとは個人的に持っていきたい
物をどれにするのか毎度悩んでいるって感じだな」
とアドルは愉快そうな表情でレラシアの問いに答える。へぇ似たようなもんねぇ。
「ふーん、そうなのか流石兄様だてに数年早く社交界に出ているだけあるね、そうだ兄様少し
聞こうと思っていたことを思いだしたんだけどさ」
とレラシアは少しだけ社交界に慣れているアドルに関心したところでふっと気になることが思い
浮かんだので、ちょうど目の前にいるのでアドルに聞きたい事があると伝える。
「うん?何が聞きたい事があるのか?、無駄に書庫室に在る本を読み漁っているからある程度
色々と詳しく教えてあげられる自信があるぞ」
「へぇそうなの?、じゃあ兄様は今回の主役である第一王子と第二王女について知ってる?
もし会ったことがあるなら、どういった子なのか詳しく教えてくれない?、私ぜんぜん知ら
ないし」
とアドルは自信満々にそう言ったので、レラシアは今回の王都の王宮にて行われる誕生日会の
主役である第一王子と第二王女がどのような人物なのか教えてくれとお願いする。
「第一王子と第二王女がどんな子か気になるのか?まぁ何だかんだ言ってレラシアも麗しき
乙女だから、初めて合う異性の王子方が少し気になってしまうと言う事かな?・・・でも流石
に第一王子についてはそこまで詳しくないだよなぁしかも第二王女方はより知らないし、何せ
今回初めて社交界に現れるから世間で噂されている事以外分からないけど、それでもいいか?」
とアドルはそう言って困ったような表情で苦笑いをする。へぇ噂ぐらいしか分からないのか
第一王子と第二王女て、何だかより気になってくるな。
「いやまぁ良いか、少しでも分かる第一王子について教えてよ、曖昧な噂でも一応どう言った
人物像なのか予想出来るし聞かせて」
とレラシアは若干呆れたような表情になるが、少しでも第一王子方は知っているそうなので、
その噂について語ってくれとアドルにお願いする。
「そうか?それなら話すけどあまり真に受けるなよ何せ噂だしな、まず世間で一般で語られて
いる第一王子の容姿についてなんだが、まず青白い銀の髪色をした短髪で、容姿は憂鬱な雰囲気
を感じる美顔であり、体格は少し背が高めの痩せた身体だそうだ」
とアドルは一言注意事項を言ってから、世間一般で語られている第一王子の容姿について教えて
くれる。へぇ憂鬱な美顔ねぇ、普通に会って見たい容姿だな。
「へぇ憂鬱な美顔かぁ、噂になるほどだから相当綺麗な容姿なんだろうけど、性格とか趣味とか
分からない兄様」
「いやぁ容姿以外の噂は聞いてないな、自分もそこまで噂に敏感ではないから、それに半月後の
王家の誕生日会でその第一王子と第二王女に会えるのだし、その時まで楽しみにしておけ」
とレラシアは第一王子の容姿以外に何か知らないかと聞くが、アドルはそれ以外の噂は知らない
と言った後その時まで楽しみにしておけと、笑顔で言われてしまう。うーん事前に知りたかった
のになぁ残念。
と言ったところでここまで、ついにどこかへと遠出する話が来ました、いやぁうん何か天板的と言うかまぁ外出するきっかけが欲しかっただけだし。それではまたの来週までゆっくりお待ちください。