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転生伯爵令嬢は元気です:打ち切り:  作者: アクドニアデフジム
第一章 転生令嬢の日々
5/28

第5話 今後の鍛錬とボルデアの苦労

はい、今回短めですが、ゆっくり読んで行ってね。


第5話




:場所:ヴァイハイム伯爵家・レラシアの自室:視点:レラシア:




さて、ほんの数時間前の我が家の中庭で、兄のアドルと話していて思い出した事がある、それ

はこの国では春の月までに12歳になった貴族の子は、かならず国家主導の王立学園に入学する

ことが定められていると言う事を・・・いやねぇ前世の記憶を思い出したり武芸に励んだり、

貴族として必要な学問の勉強などなど結構色々とね忙しかったからさ、兄様に言われるまで

完全に忘れてただけ何ですよ・・・あははは。


まぁ気を取り直して王立学園とは一体ど言う場所なのかと言うとだ、入学した学生同士て友情

を育み、様々な学問を習い、貴族社会について学び、学生同士で競い学ぶ為の場所であり、3年

程通うところだ、いや改めて思うと一体どこ乙女ゲームの舞台だと言いたくなる感じだ、如何

にも学内虐めや、令嬢同士の醜い女の揉め事や、世間を揺るがす婚約破棄騒動などが起きそうな

場所で面白そうである観戦者でいられるのならと言う条件は付きが、まぁどちらにしろ今の私

には数年先の話だから、今のうちにより武芸を磨いて、様々な騒動に影響されずにその場で

観戦できる程度の位置で眺められるように頑張っていきたいと思う次第かな。


「さてと、とりあえずいずれ行くであろう王立学園については今後の私に任せるとして、そう

だな今後どんな鍛錬をしてみるのか改めて考えてみようかな」


とレラシアは楽しそうな声で呟きながら今後どのような鍛錬をしていくのかを考える。そうだ

なぁまず、今はあのロングソードを使ったより複雑な剣技が出来るように今後は振る力加減や

調整などに集中して鍛錬していくことにして、ある程度自在に剣を振るえるようになってき

たら、その時にお父様にお願いして訓練用のハルバードとかツーハンドソードを城下町の

鍛冶屋に注文してもらうかな、やっぱ普通の剣以外にも多彩な戦闘術を覚えて行きたいしね、

はぁ~楽しみだなぁ、まぁその為にも面倒な文学や統治学や社交学などと言った学問も勉強

しないとね。


「さて、楽しい事の次は面倒な事に、さっさと済まして楽にならないとね、それじゃあ今日も

頑張って勉強を終わらせるぞ!」


とレラシアは自身を元気付けるように呟きながら、自身の部屋の壁際に置かれている勉強机に

て勉強をするレラシアなのであった。さっさと済まして明日の鍛錬備えて早く寝ないとね。




:場所:ヴァイハイム伯爵家・書斎室:視点:ボルデア:




私は今どのような表情で、この長々とした文章が書かれている手紙を見ているのだろうか?、

苦笑い浮かべてか?それとも笑顔を浮かべてか?何とも自身の視点からでは判断しずらい心境

だとしても今この手元にある王家からの招待状をどう対応するのかを考えねばならないだろう。


「はぁしかし何故だ、あと少し書類仕事を片付ければ冬の月の中頃には暇な時間が出来て、

アドルとレラシアと一緒に久々な一家団欒でのんびり過ごせるようになれると思い、楽しみ

にしていたのにだ!、まさか今年が次期王位継承者である第一王子と第二王女の10歳誕生日会

が王都にて開催される日が、冬の月の中頃つまり今から半月ほど先にと言う事を、失念して

いたとは」


とボルデアは憂鬱そうに呟いた。全くとんだうっかりだ、どうにも最近忙しかったので疲れの

せいか少しボケているのかも知れないな、少々気を付けたて生活した方が良いのかもしれん。

はぁしかし来年の春の月の初めには我が息子のアドルが王立学園に入学する、その為に冬の月

内に必要な物品などを準備などで物凄く忙しくなる時期だと言うのに、まぁ同じ年の子を持つ

他の家も似たような状況だとは思うが。


「しかし、改めて思うが今年で10歳になるのか、だとするとそろそろ王家では将来の婚約者

について考え始める時か、だとするとこの誕生日会は婚約者候補を選び出すつもりかもしれん

、だとすれば我が娘であるレラシアも婚約候補に選ばれる可能性があるのか?」


とボルデアは思い出すように呟きながら書斎机に置かれた書類を丁寧に処理していく。意外

かも知れないが婚約者候補に選ばれたからと言ってそこまで心配ではないのだ、我が娘である

レラシアは我が儘で気分屋であり、最近では武芸稽古に夢中な色々と変わっている子ではある

が、あれでちゃんと貴族としての必要な知識や、我が国での様々な作法などは人並み以上に

できてしまうのである、つまり普通に優秀な娘なのだ、もしそうでも無ければ武芸を習いたい

などと言いだした時にすぐさま怒鳴りつけて、鍛錬用の武器や服などを用意したりせずに、

真っ先に貴族として恥ずかしくないように強制的に貴族令嬢としての常識などを勉強させて

いただろう、まぁつまり人並以上にはちゃんと勉強が出来ているのだ、ならば私は多少娘の

変わった趣味などにも出来るだけ許容していくつもりだ、何せいつの時代も過程よりも結果が

全てなのだからな。


「はぁ、とにかく護衛用の馬車と旅行用の馬車を執事に命じて用意させるとして、あとは王都

に持っていく生活品や日常品に衣服類の用意は使用人に命じておくか、それと後でアドルと

レラシアにもこのことを伝えなければならいな」


とボルデアは軽くV字髭をいじりながらそう呟くと、書斎机の上に置いていた書類を綺麗に

整頓しまとめから、書斎机の引き出しに収納した後、座っていた椅子から立ち上がり、そして

書斎室から出た後。待機していた使用人や書類運搬をしていた執事を呼びだして、王都へと

向かうための準備と自身の息子と娘を書斎室に呼ぶように命じるのであった。





と言った感じでここまです、次回は次の日には投稿するので、お楽しみにください。あと何か感想などがあれば、よろしくお願いします。

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