転生
意識が覚醒する、感覚が戻ってくる。
目が開かない、頭が痛い。
声が聞こえてくる。
「<%<>*?!+!+!+‘」
なんて言っているんだ?
「ミロク、早く目を覚まして」
みろく?
女性の声が聞こえてくる。
「早く起きください」
別の女性の声が聞こえてきた。
意識はある、感覚もある、でも目が開かない。
「ねぇセーニャ、今日で何日?」
「今日で2週間眠ったままですアリア様」
「そう、もうこの子の誕生日からそんなにたつのね。あの人は?」
「ご主人様は仕事でまだ戻ってきておりません。今日の内に帰ってくるとの事です」
ご主人?
「そう、あの子達も後数時間で帰ってくるから準備しましょう。ミロク、また後で来るからね」
あの子達?
記憶がはっきりしない。
(思い出せ、なにがあった?俺は誰だ?思い出せ、思い出せ)
「あなたにセリナ様の加護がありますように」
(セリナ!そうだ!思い出した!俺は工藤 零、この世界に転生したんだ)
ガチャン
扉が閉まる音がした。
同時に俺の目が開いた。
「ここがあの時セリナが言っていたカザドール家か、さっきの声は母親とメイドか。まだ子供だった時の記憶と俺の記憶が曖昧だな、少し時間をおくか」
そう思い俺は再び眠りについた。
数時間後
屋敷の玄関
「ただいまー」
「ただいま」
「おかえり2人とも」
「おかえりなさいませオリバー様、シリカ様」
「それでミロクは起きましたか?」
「まだ起きてないわ」
「もうあのいきなり倒れた日から2週間か」
「お医者様はなんと?」
「原因がわからないから何もできないと、病気でも無く、魔法による何かでも無いそうよ」
「そうなんだ、ちょっと見てくる」
「俺も行く、行ってきますお母様」
「ええ、あの子もあなた達に会えるのは嬉しいはずよ」
「奥様、通信魔道具によると後10分程でご主人様がお戻りになるそうです」
「そう、準備はお願いするわ」
「かしこまりました」
10分後
「今戻った」
「おかえりなさいあなた」
「おかえりなさいませご主人様」
「ん?オリバーとシリカは?」
「お二人はミロク様のお部屋です」
「まだなのか?」
「ええ、まだ目は覚めてないわ」
「私も着替えたらすぐに部屋に行こう」
「私も行くわ、セーニャも来なさい」
「分かりました。そこのあなた」
「はい」
「夕食の準備をお願いします」
「かしこまりました」
数分前
「んっ、やっと記憶がはっきりしてきた」
(俺の名前は《ミロク・フォン・カザドール》、カザドール家の次男で家族は、父は《アレックス・フォン・カザドール》、母は《アリア・フォン・カザドール》、兄は《オリバー・フォン・カザドール》、姉の《シリカ・フォン・カザドール》、俺の専属メイドでありメイド長でもあるのが《セーニャ》。よし、3歳までの記憶は完璧だ。あれ?さっき母さんが2週間も寝たきりと言ってたけどなんでだ?)
{それは「っ!誰だ!」私はセレスティーナ様によりマスターにつけられたナビゲーターです}
「ナビゲーターか、続けてくれ」
{続けます、マスターが眠り続けた理由は転生時の記憶や能力の継承の影響です。それと声に出さなくても会話は可能です}
(記憶は分かるけど能力?)
{マスターは神々から加護を、寵愛を受けているため強い力を持っています、その為に能力に体が耐えられなかったのです、そしてマスターは時間をかけ体を再構築したんです}
(そうなのか、でその能力は?)
{本来は5歳になった時に授けられるステータスですが、あなたには既に授けられているのでそれを確認すれば良いかと}
(どうすればいいの?)
{ステータスと言うか、念じれば発動できます}
「なるほど、『ステータス』」
ミロク・フォン・カザドール
Lv.1
種族 人族(神族)
職業 絶対神、邪神、神王、最高神
Lv.1
HP 1000000/1000000
MP 5000000/5000000
物理攻撃力 10000
物理防御力 10000
魔法攻撃力 10000
魔法防御力 10000
敏捷 10000
筋力 10000
跳躍 10000
魔法
火属性神級 水属性神級 風属性神級 土属性神級
光属性神級 闇属性神級
焔属性神級 氷属性神級 嵐属性神級 蒸気属性神級
植物属性神級 雪属性神級 雷属性神級 毒属性神級
暗黒属性神級 神聖属性神級 精神属性神級
特異魔法
時空魔法 次元魔法 理魔法 創造魔法 虚無魔法
破壊魔法 力魔法 魂魄魔法 運命魔法 天体魔法
スキル
神化 支配 全知 全能 神眼 魔眼 精霊眼
加護
神々の寵愛
称号
絶対神 最高神 邪神 神王 神々の王に並びし者 チートやろう 創造神の恋人 最強 バグ
「………は?」




