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3話秘密

「なんでって、それは狼に襲われたからよ」

「ええっ?!じゃあなんで私生きてるの?!」

狼に襲われたらAランク以上の冒険者でもないかぎりほんとんどが生きて帰れない。まして6歳の子供が生き残れるわけがないだろう。

「それは…」

恥ずかしくて躊躇っていると彼女にうながされる。

「それは?」

「私が助けたのよ………ほんと偶然だけど。」

そう言った瞬間、彼女に抱きつかれた。

「ありがとう!本当にありがとう!」

耳もとで彼女の安堵した呼吸が伝わってくる。

「でも、私もあなたに助けられた。ありがとう。」

「あー…あれね…。たぶんもう一度やれって言われても無理だと思う。」

もう一度できないってどういうことよ。

「どうして?」

私が聞くと彼女は躊躇いがちに話す。

「私ね、ほんとたまになんだけど自分の意識じゃないのに体が動いてることがあるんだよね…。乗っ取られてるとでもいうのかな?」

二重人格みたいなものなのかな…。と私が推測していると、

「あっ、これ秘密ね!」

「うん、わかった。それなら私もさっきできた秘密を話すよ。

私ねさっき氷魔法の上位魔法が使えたんだ。それで狼をやっつけたの。でもこの年で上位魔法が使えるって知られたらめんどくさそうだから秘密にして欲しいな!」

するお彼女は少し恥ずかしそうにしたら、、

私の唇に彼女の柔らかい唇をくっつけられていた。

「っ?!」

咄嗟に彼女の肩を掴んで距離を置く。

「私の故郷ではね、2人が秘密を守るよって誓う証に相手にちゅーするの…だから今度はあなたからして欲しいな…////」

?!?!

「そ、そんなこと言われても私ちゅーなんてしたことないし!」

私が抗議すると、

「大丈夫、私も初めてだから。さあ、早く!あ、そう言えば名前をまだ聞いていなかったね。私はユイ。あなたは?」

「私はアリシアよ。もう…わかったよ…」

「アリシア…」

「ユイ…」

ユイの唇に私の唇をくっつける。ユイの鼓動が速くなっているのがわかる。ユイは甘い匂いがする…

…止め時がわからず、しばらくずっとちゅーしていた。私は安心したのか眠くなってきて、すっかり眠ってしまった。



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