苦労しねえんだよ。
これがあいつが言ってたサイトか…
「会社の同僚であり上司でもある変なヤツに教えてもらったとあるweb小説サイトを俺はぺろぺろ眺めていた」
なんでもここ最近書籍化をする小説がバンバン出てるサイトらしく、面白い小説が多くあるそうだ。
「胡散臭え…」
んな簡単に小説家になれたら苦労しねえんだよ...
対して興味が唆られた訳じゃ無いが明日きゃつに何か言う為にも少しは目を通していた。
「何か効率的な見方は無いものか」
大方飽きてきた俺はそう呟いてランキング欄を見てみた。そこには…
「異世界…転生?
はっ、なんじゃそりゃ。そんな現実味の欠片もねえ小説が人気なのかい」
内容は異世界に転生しや主人公が様々な力で活躍したりハーレムを作ったりするものだった。今は廃れたのかな?
「ハーレムを作るってのに興味はねえが、今までの知識や能力を生かして人生をやり直すってのは気に入った」
これこそ俺の追い求めていた人生の。更にはやり直しだと直感した。こんなに近くに答えが転がってるたあ盲目だったぜ…そうと決まれば。
俺はバサァっとカーテンを旗めかせ身に纏い
「これより、タケちゃんの人生やり直しオペレーション。略してTJYOを開始する」
とうとう俺は人生をやり直せるチャンスを手にしたようだ…
「クックック、早速作業に取り掛かるとするかな。そう呟くと、男は闇の夜へと消えて行った」
コーヒー買いに行かねえとな
第2話・終