プロローグ 起きたらそこは自然の中で
*今回の作品は本当に見切り発車です。
*不定期更新です。
*プロットとかすら立ち上がっていません。
*15禁タグはついてますがあくまで保険です。
*残酷な描写タグはついてますが(ry
その他もろもろ問題があるかもしれませんが、それでもよければお付き合いください。そして作者は妹スキーなので妹がでます。異論は認めないです。さらに言うと植物に詳しくもありません。なにか間違いがございましたら指摘をお願いします。
いろいろ欠陥だらけですが、よろしくお願いします。
目を覚ますと、そこはあたり一体植物に覆われていた。
だが、それはおかしい。
僕自身、寝る前は部屋でくつろぎ、日課である植物に水を上げていたのだ。
こんな未知の場所に置き去りにされている状態が異常だ。
そう考え事をしていると、目の前に小さな羽を付けた小人が飛んでいた。20cmぐらいだろうか。それが笑いながら空中に浮遊している。羽は動いていない。光っているだけだ。
なるほど、夢か。
そう思い目を閉じた。
…………。
「って、何寝てるのよ!!」
「うわぁっ」
いきなり耳元で叫ばれた。そちらを見てみると先ほどの小人だ。
え? もしかしてこれって夢じゃない? どういうこと??
「ちょっと、まだ寝ぼけてるの? やーっと覚醒したと思ったらまた眠るとかやめてよね!」
「えーっと……」
小さな生物は腰に手を当てながら文句を言っている。
だが、そんな場合じゃない。なんで目の前にこんな小人が飛んでいるのか、しゃべっているのか、そもそもここはどこなのか。疑問を上げればキリがないが。疑問に思っている時点で、夢であるという可能性はかなり薄くなっている。
すでに状況を脳が状況を受け入れ、現状を認識しつつあるのだ。
普通は混乱すると思う。だが、なぜか混乱しなかった。
普通じゃないのに、普通だと認識する脳が心底嫌になる。
だが、状況を認め始めてからは考えが早くなった。
「それで? あんたは?」
「僕は、僕は、―――」
日本にいた時の名前が思い出せない。しかし、代わりに脳裏に浮かんだのは、
「ユグリス。それが、僕の名前だ……」
どうやら、僕はユグリスという人物になったようだ。
理由は不明。だけど、冷静になってから視野が広くなると、脳裏に薄く浮かぶ名前、そして、スキル一覧とかいうファンタジー色溢れる項目を見て妙に納得した。
転生か、召喚か、そんなものは知らないけれど、どうやら新しく人生を歩むことになったみたいだ。