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銃と剣

「早く来いよ!雀〔すずめ〕!」


「緋鷹〔ひだか〕兄さん、慌てなくても海は逃げないよ」

そんなこといったって無理だ

なんせ目の前には海がある。

これだけでテンションが上がるものだ


「まったくいつまでも子供だね~緋鷹は」


雀の後ろからひょいと出てきたのは俺と雀の幼馴染みの烏野〔からすの〕美井〔みい〕

小学校入学の時からの付き合いだ


三人でバカな事もしたし|(主に俺と美井で)

三人でケンカもした|(俺と美井で)


そんな事をやってるうちに小学校を卒業し、中学生なり1年が過ぎ中二の夏、まさに今までこうして遊んでいる


「俺は子供で良いんだよ!子供でいる時間はたった18年くらいなんだ。そっからは子供でいる時間の何倍も生きなきゃならない、しかも仕事とかで遊ぶ時間もないし、だったら子供でいる時間を目一杯使って子供しようぜ!」


「そうね…。」


美井は大人になりたくないのか残念そうに肩を落としている


「じゃあ遊ぶぞ~!」


勢い良く飛び出し一足先に砂浜へ行き靴を脱いで裸足になりあちちっと砂浜の上を跳ねる

これは事前にネットやテレビでみて憧れていたものだ

周りはみんなバカだというけどそれでもいい


俺は俺の考えで動く


他人に左右されてなんかやんねぇ!


「うっひゃー♪あっつーいあはは!」

美井も裸足になりあちち、とやっている


雀はというと……


荷物があるところで本を読んでいる

あいつはまったくこんなところにまで来て本か


「おーい!!雀ー!こっちに来ないのかー!?」


雀はちらっとこっちを見るとまた本を読み始めた


「僕は良いよ。歩いて疲れたんだ。ちょっと休む」


まぁばりばり理系だからなんとかなく分かるな


「あはは!ねー緋鷹ー!あっちにいってみようよ~」


後ろから美井の呼ぶ声が聞こえ早く行きたいがが雀に言わないとな


雀の方を向くと片手をヒラヒラさせていた


どうやら聞こえていたらしいな


「じゃあ行ってくるぞ!ちゃんと戻るからな!」


そう言い美井と俺は走って海の岩場の方へ走った




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