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第1話:〜接近〜

読んでぃただけると‥嬉しぃな♪な♪

―あれは俺が中2の時だった―

 14歳。この年は俺の人生の中で最も転機を迎えた年だった。小学の時に同じで、中学に入ってから離れてしまった親友達と毎日の様に煙草や万引きなどの非行に走った。勿論、恋愛もした。恋愛と言っても付き合ってはすぐにふったり、ふられたり。

長続きしない、とても恋愛とは言い難い恋愛だった。何度も

「次はもう彼女は作らない。」

と自己暗示しながらも繰り返してしまう恋愛。

そんな自分に苛立ちを覚え始めた中2の秋頃。


―俺はある一人の女子に付きまとわれるようになった―


彼女の名前は、関山(セキヤマ) 美沙(ミサ)。俺と同じ4組で、とても活発で明るい女子だった。話した事はあまりなかったが、女子の間では関山が俺を好きだと言う話が有名らしく、教室での女子の会話に、度々俺と関山の名前が出てるのを聞いていた。


「なぁ、大原は関山をどう思ってんだ??」


2時間目が終わり、中休みに入った時、いつも一緒にいる5人の親友達、通称:イツメン のメンバー達と暖房の前に溜って話しをしている時、メンバーの一人である瑛太が興味深そうににやけながら俺に聞いてきた。


「どうも思ってねぇよ!?話した事あんまないし、好きか嫌いかなんて言えるかって。」

苦笑いしながら俺は答えた。

「そうなんだ!?そういえば、大原と関山が話してるところ見たことないな〜。」

イツメンの颯太(ソウタ)がそう言いながら、奥にある掃除箱の方へ目を向けてる事に気づき、俺はその視線を辿るようにその方向を見た。


――関山!?

彼女は友達と話していたが、こっちの視線に気付いたのか、目が合った。


「ぅ‥‥」


 思わず俺は目を反らした。反らす瞬間、彼女が赤面しているように見えた。


放課後、多目的室で学年の各委員会の長で話し合いがあった。室内はとても広く、何処に座っても良かったのだが、俺は敢えて窓際の縦に並んだ机の椅子に座った。


「まだ来てない奴いんのかよ‥あ〜俺のお口がニコチンを求めてる‥」

 ぼさっと呟くと、横に座っていた、いかにもガリ勉男の厚生委員長の視線を感じ、

「よっ」

と俺は立って体を左右にねじった後、座って外を見た。その時、丁度遅刻組が威勢よく多目的室に走りこんで来た。


「遅れてすいませ〜ん!!」

何人かの女子の声が聞こえた。

「この声‥」

まさか、と思い俺は勢いよく振り向いた。膝を机にぶつけ、頭を一瞬うずくめたが、すぐに頭を戻す。


―目の前には関山がいた―

読んでぃただき感謝(;∀;`*)!!

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