あらゆる可能性
俺は、部屋に戻り、ペンと紙を用意し整理を始める。
(まずは、二つのパターンについて考えましょう。
一つ目は、隠しルール説
・宇野さんの権利が使えると思っていたが、本当に使えるとは、思わなかった。
それにこれに関しては、説明表には書いてなかったから、十分にあり得る。
二つ目は、嘘をついている説
・もし仮に五十嵐さんが人狼だった場合 二人が嘘になる。
三人かもしれないし、四人かもしれない。)
「こんぐらいかな」と俺が紙を片付けようとした所、紙で指を切ってしまう。
(紙で指切った時って治り遅いからヤダなんですよね)と心の中で思っていると、
「これって.....まさか」俺が頭の中で一つの答えに辿りつつく。
扉をあけ、走る。(間に合ってくれ....)と願うが
その答えは、自らの目で答え合わせをする前に、答え合わせが始まる。
「”NO”」「"NO"」「”NO"」「”YES”」と立て続けにアナウンスが流れる。
俺が、急いでメインホールの扉を開ける。
そこには、五人の死体と、まだ辛うじて息がある八木原さんと大島さんがいる。
そして、屍の上に立って笑っている五十嵐さんがいや.....殺人鬼がいる。
「木下さん ヘマしっちゃったす。」「ごめんね 木下くん」八木原さんと大島さんが言う。
「喋らないでください 傷口が広がっちゃいますよ」俺がそう呟く。
「なぁに....はっは....今死ぬかあと死ぬかの違いでしかないよ」と大島さんが弱々しい声で答える。
「あとは、頼んだっす 権利使用 五十嵐を追放するっす」
「”わかったよ 五十嵐くんを追放するよ。”」
「はぁ 何でだよ。何でまだ死んでないんだよ。あの人は、これで全員死ぬって言ってたのに....
おかしいだろ。なあ お前もそう思うよなゲームマスター。
計算したのに、何で何でまだ生きているんだよ」と散々喚き散らかす。
「咄嗟に定岡さんや伊藤さん榎本さんが庇ってくれたからっすよ」と八木原さんが答える。
「ふざけるな。僕には....僕にはぁぁぁぁ」と叫びながら消失していく。
「”伊藤くん彼は、市民だったよ”」とアナウンスが流れる。
「本当っすか?」八木原さんが立ちあがろうとしたが、すぐに膝をついてしまう。
「すぐ 応急治療セット持ってきます。」俺が撮りに行こうとしたが、
「待って」と大島さんに止められる。
「ゲームマスター...権利を木下くんに譲渡するよ。」と大島さんが言う。
「”わかりました。権利の譲渡ですね”」とアナウンスが流れる。
「さ 取りに行ってきな。僕は、もう遅い。だが、八木原くんは、まだ助かる。」
「え でも」「速く行くんだ」「はい」
「大丈夫か 木下くんたちと」赤松くんと木野さんが来る。
「応急治療セット 持ってきたさかい大丈夫やで....って何でこんな死んどんや?」
「後で説明をします。だから先に手当を」
「わかったで じゃ始めるわ」
A.Sです。次回は、いよいよ完結編
最終回「あなただったんですね」




