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サフランよりもうんこん
「あや子の特技が殺烈する時、世界で一番大きな時計がうんこ色になるだって!?」
「それは本当のことなのかい!?」
彼は、私には既に食傷気味であるこの話題に対して、まるでうんこのように新鮮なリアクションを見せた。
「ああ、私は確かにそう言った。それが実際にこれから起こることだよ」
「そんな…」
「はじめはサフランライスを作って誤魔化そうともしたのだがね、あのあや子のことだろう?」
「ああ…、彼女がそれで騙されるとは思えない」
「その通り。だからもはや今の我々にできることは、ただあや子の気を散らしてその時を先延ばしにすることくらいなのさ」
あや子がうんこをするまで、○日と○時間。