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クソみたいな言葉

最近耳にする罵倒の中に『クソ』というものがある。

元をたどれば『糞』なのだろう。


「クソ野郎」「クソ忙しい」この二つの言葉の『クソ』の意味は異なる。

「クソ野郎」の方は最初に言った通り『糞』の意味からきた言葉だろう。

糞のような野郎、略してクソ野郎、単純かつ毎回で非常にわかりやすい罵倒だ。

私はそんな単純な罵倒は嫌いじゃない。


では「クソ忙しい」の方はどうだろうか?

糞のように忙しいという意味ではない、というかそれだと意味が分からない。

意味としてはとても忙しいが正解だろう。


海外でも罵倒の言葉に『糞』の意味を持つ言葉が使われることから、『糞』は今世界中で通じる罵倒の意味であるのだろう。


この『糞』というものは罵倒としてよく使われているが不思議なことに笑顔を産むこともある。

なぜかはわからないが唐突にしょうもない下ネタで笑ってしまうことがあるだろう。

他にも相手の語彙力が足りなすぎると感じて笑ってしまうこともあるだろう。


これは多くの意味を与えられた言葉に多い現象だと思うが、どうしても軽薄になってしまうのだ。

言葉がというわけではない、使う側の意識の問題だ。

便利なものや使いやすいものは多用したくなるものだ。

使いやすすぎて深く考えずに気軽に使うようになってしまうのだろう。


私だってこの便利な言葉にはクソお世話になっている。

ちょっとした悪態として、とてもの言いかえとして、もともとの意味としても利用させてもらっている。

便利な言葉である『クソ』ではあるけれども、元が罵倒であることを忘れてはいけないと私は思う。

便利な『クソ』という言葉をクソみたいな使い方をして人の心を傷つけないように。


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