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感情を守る理論

人間はどうしても法則よりも自分の気持ちを優先してしまう。

誰かがどんなに正しい理論を語っていたとしても自分が気に食わないと感じたのならそれは間違った意見だと思ってしまう。

相手の言う理論がどんなに論理的で正しくても、自分の意見が否定されるのが嫌だから相手の意見は間違っているという結論を出してしまう。

私だって自分が正しいと思っていることが正しいと思いたいし、自分の意見が間違っていると言われれば嫌な気持ちになる。

だからこそ我々は正しい意見かをよく考えなければいけない。

そしてそれにちゃんとした理由と根拠を持たなければならない。


世の中に間違った理論が溢れているのはちゃんとした理論を捻じ曲げようとしている人たちがいるからだ。

自分が無理やりな理論を押し付けていると理解してやっているならまだいい。

でも、そう言ったことを考えないでなんとなくで無理やりな理論を使ってはいけない。

自分は意識して無理やりな理論を使っているのであれば真に正しさが滅びることはない。

何故なら無理やりな理論を押し付けている人が正しい理論を知っているからだ。

正しくあれとは言わないが、正しさを知っておくべきだと私は思う。


正しい理論を知っておく必要があるのにはもう一つ理由がある。

それは感情同士が対立すると決着がつかないからだ。

感情というものは特に理論はなく自分が思ったものであるが故により正しいという基準がないのだ。

つまり決着がつかない。

こう言った時人間は理論的に正しい者が正しかったということにする。

これ自体はまあ納得出来るし、いい落とし所なんじゃないかと思う。

でも感情の優劣を決めているわけではないことを忘れてはいけない。


感情の優劣を決めようとしてしまうと、無理やりな理論を持ってしてでも自分の感情が正しいと証明したがる人たちが出てきてしまう。

それはよろしくない。

そんなことをしたら論理的というものの価値がなくなってしまう。

論理とは法則であり間違ったことは言わない存在であるはずだが、無理らりな理論を許してしまうとそれが崩れてしまう。


感情は間違っているとかいないとかが重要なんじゃなくて、自分の感情を理解し自分がどう思っているのかを理解すべきもののはずだ。

自分の思いというものが大切であるから無理やりな理論を使ってでも守りたい気持ちはわかる。

だからこそその自分の感情を守ってくれる正しい理論を歪めてはいけない。


私にはこの考え方が理論なのか感情なのかわからないのだがね……


著:論理的な考え方がわからない者


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