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デリケートな話題

触れにくい話題というものは、それに触れることにより触れた側も触れられた側も幸せになれないなかなかに厄介な話題である。

誰にとっても触れにくい話題というものもあれば、好きではない人や、その手の話題が苦手な人にとっては触れにくい話題といった、触れにくい話題にも程度というものがある。


誰しも身近な人が死んだという話題というものは気持ちのいいものではなく、誰か死んでほしい人が死んだ話題以外触れたいとは思わないだろう。

もし、自分が死んでほしいと思っていた人がいたとしても、その人が死んだことによって悲しい思いをしている人がいるのだ。

そんな人たちにとってはその人が死んだことを喜ぶ人がいることすら苦痛だろう。


こういった話題に触れる人はよほど人間として好ましいと思われない考え方をしていると言えるだろう。


だが先ほども言った通り、触れにくい話題とは程度が存在している。

これはもっとも程度が高い例である。

では程度が低い話題とはどのようなものだろうか?

それは下ネタ的名も話題である。


かくいう私も下ネタの取り扱いは非常に困難を極める。

下ネタは本当に扱いに困難さを伴う劇薬のような存在だ。

たとえば小学生に下ネタを用いればただ単に笑いが起きるだろう。

これは下ネタを有効的に活用できたと言えるだろう。

逆にきちんとした何かを執り行う際に下ネタをユーモアとして取り入れたのであれば一部の人から顰蹙を買うことだろう。

これは下ネタを有効的に利用できなかったと言えるだろう。


時と場合をわきまえよ。

口で言うことは簡単であるがこれを実践することは難しい。

男子学生が下ネタで笑っていたとしてそれをはたから見る女子学生の目は笑っていただろうか?

私の知り合いは普通に笑っていた。

むしろその下ネタを振られた男子学生のほうが嫌な顔をしていたぐらいだ。

つまり誰が下ネタを嫌がるかなんてわからないということだ。

こんなにも扱いにくいネタを私はあまり知らない。


確かに効果的に使用できれば下ネタは特に何もなくとも人を笑わせることのできる素晴らしい起爆剤だ。

しかしその劇薬を使用した笑いは時に他の人を不快にし、誰も幸せにならないような結果をもたらすかもしれない。


だれがどんな話題を嫌い、だれがどんな話題を好むかなんて長い付き合いの友人ですらわからない時がある。

常に他人の顔色を窺い、選んだ話題の雲行きがあやいいかどうか判断することはできなくもないが、非常に面倒なものである。

ではせめて事前に好みが分かれる話題を離すときぐらいきちんと様子を見ながら使用すべきであろう。


まあ、私はそういったことを考えるのが苦手なのでそもそも自分から下ネタは使わないのだけどね。


著:相手から下ネタを振ってくる分には一向にかまわない者


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