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我、相手の評価を欲す

例えば僕が恋をしたとして、その恋は叶うのだろうか?

例えば僕が憧れた職業があったとして、その職業に就くことはできるのだろうか?

例えば僕がつかみ取りたい未来があったとして、僕はその未来をつかみ取ることができるのだろうか?

誰に聞いてもその答えは自分次第と言われるのが目に見えている。

その言葉の意味は努力次第でどんな願いでも叶うというものだろうか?

それとも、答えられないからとりあえずお茶を濁すために言った方便なのだろか?

自分次第だと言われてしまうとその時点で相手の評価は自分が決めるしかなくなってしまう。

望んだ未来をつかむまで努力し続ければ、努力次第でどんな未来でもつかむことができると言えるだろう。

逆に、望んだ未来をつかむことができなかったのであれば、それは自分の努力が足りなかったことになってしまう。


自分の中に生まれた疑問や悩みを可決するためにまずは自分でしっかりと考える。

でもいくら自分で考えても答えが出ない物や自信が持てないものは他人を頼るほかないと僕は思った。

だから僕は誰かを頼った。

でも返ってくる言葉は自分で何とかしろという意味として取ることのできる言葉。

結局頼った人は僕を助けてくれることはなかった。


恋人を作るためには相手の評価が必要である。

職業に就くにも相手の評価が必要である。

人と関わる未来を選ぶなら相手の評価が必要なのである。

でも頼った人は自分で何とかしろと言う。

結局僕は相手の評価が必要な物を、自分では答えの出せないことに気が付きながらもひたすら考え続けなければならない。

僕は誰かに助けて欲しいともはや聞き取れないほどか細くなった声で叫ぶ。

そんな僕が自信を持てるのは、きっと僕には未来をつかみ取る力がないということだけだ。


著:一人で答えの出ない問いへ挑む人間


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